痛風で病院から処方される痛み止めの効果と、市販薬について

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足の指のあまりの痛みで病院に行ったら痛風と診断される、これは意外とよくあるんですね。
痛みの様子だったり血液検査などで痛風と診断されたら薬を処方されるのですが、この薬がなかなかややこしいんです。



痛風の発作の時に病院で処方される痛み止め

痛風であると診断された場合には尿酸値を下げる薬も処方されますが、痛み止めも絶対に必要です。
痛風は痛みで有名ですが、発作が出たらとてもまともに動けるような状態ではないんです。

骨が折れた的な勘違いをするってところからも分かるように、壮絶な痛みなので痛み止めはどうしても必要なんですね。
痛風の痛み止めとして使われているのは主に以下の3種類で、それぞれ特徴が異なります。

  • 非ステロイド抗炎症薬
  • 副腎皮質ステロイド
  • コルヒチン

病院には何とかたどり着いたけれどもとにかく痛い、耐えられないって時に使えるのが、非ステロイド抗炎症薬ですね。
非ステロイド抗炎症薬は痛みのピーク時に役立つ薬で、大量に服用すれば痛みが治まります。

薬を大量に服用するなんてとんでもないって感じるかもしれませんけど、これはNSA-Dパルス療法と呼ばれるれっきとした治療法なんです。
ナプロキセンやジクロフェナクなどが代表的な非ステロイド抗炎症薬で、ジクロフェナクは湿布薬のボルタレンに含まれている成分としても知られていますね。

ただ、こちらの非ステロイド抗炎症薬は胃腸に負担をかけるので、何かしら胃腸に問題があると使えませんし、途中で使うのをやめると逆に症状が悪化するという問題もあります。
副作用の関係で非ステロイド抗炎症薬が使えなかったり、非ステロイド抗炎症薬でも痛みが治まらないようなら副腎皮質ステロイドの出番ですね。

副腎皮質ステロイドと書くと分かりにくいかもしれませんが、かゆみの治療などでも用いられるステロイド剤のことです。
一時期はステロイド剤は危険というイメージがありましたが、今では普通に使われていますよ。

ステロイド剤は普通に飲むだけじゃなくて、関節に注射したり点滴で使ったりと使用方法が様々です。
服用する場合はプレドニンが使われることが多いですが、こちらは消化器系を始めとして副作用がかなりきついので、基本的に長期間に渡って飲むものではありません。

それでも、急にやめると頭痛などの副作用が出ることもあるので、ある程度は付き合っていく必要があります。

痛風の痛み止めとしての効果はないが予防ができる薬

最後にコルヒチンですが、こちらは痛風の痛み止めとしてはもっとも古く、今ではあまり使われていません。
ユリ科の植物、イヌサフランの種子や根の成分で、西洋医学で使われている薬としては珍しく漢方薬に近いんですね。

非ステロイド抗炎症薬も副腎皮質ステロイドも痛みや炎症を抑えるための薬ですが、コルヒチンはタイプが異なります。

以前にも書いたように、痛風の痛みが起きるのは関節に尿酸の結晶ができて、それが何らかの理由ではがれて白血球から攻撃されるからです。

コルヒチンは直接的に痛みを抑える効果はないのですが、白血球が関節に集まらないようにしてくれます。
ただ、すでに痛みがピークを迎えているなら、白血球が集まらないようにしても効果はほとんどありません。

そう、このコルヒチンは痛みがピークを迎える前に飲む必要がある薬なので、激痛で病院に行ってから飲むのでは遅いんですね。
ただ、コルヒチンは非ステロイド抗炎症薬や副腎皮質ステロイドにはない魅力もあり、発作が起きる前に飲めば痛みを相当に抑えられます。

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そもそも、痛風の発作は事前に予測するのが難しいのですが、過去に発作を体験していると「来るな」っていうのが何となく分かる場合もあるんですね。
現在のところ、痛風の発作の予防をできる唯一の薬がコルヒチンですが、下痢など副作用が強いので簡単には処方してもらえません。

かかりつけ医で痛風を診察してもらっていて、先生がコルヒチンについて詳しいなら処方してもらえるかもしれませんが、あまり期待はできないかなと思います。
当然ながら、初めて訪れる病院で「痛風の発作が起こりそうだからコルヒチンください」って言っても、まず処方してはもらえません。

それに、コルヒチンで痛みを予防すると危機感が薄れやすく、それはそれは問題なんですね。
痛風で本当に怖いのは痛みではなくて腎臓の機能低下ですから、痛みは危機感を知らせるサインでもあるわけです。

そういう意味では、コルヒチンが処方されない現状の方がいいのかなという気もしますね。

痛風の痛み止めを市販で探すなら

夜中に痛風の発作が出て朝まで耐えないといけない、こんな時は市販の痛み止めでどうにかするしかありません。
上の方で書いた、非ステロイド抗炎症薬のナプロキセンやジクロフェナクを含んだ市販の痛み止めはない(湿布薬としてはボルタレンがありますが、飲み薬では未発売)ので、それ以外で対処する必要があります。

以前に痛風の発作が起きた時の対処についての記事で書いたように、効果的なのはロキソニンですね。

ロキソニンも非ステロイド抗炎症薬に分類されるのですが、痛風の発作の場合は病院ではあまり処方はされません。
それでも、市販薬の中ではトップクラスに頼りになるので、いざという時のためにロキソニンは購入しておいて損はありませんよ。

ロキソニンはドラッグストアで必ず売っているとは限りませんが、購入方法についてはこちらの記事でまとめているので参考にしてください。

市販薬の注意点として、非ステロイド抗炎症薬の中でもアスピリンだけは痛風の発作で使ってはいけません。
アスピリンは尿酸値を変動させるので症状を悪化させる恐れがあり、アスピリンを含んでいるバファリンやケロリンは危険なんですね。

まとめ

痛風の発作で使われる痛み止めは色々ありますが、どれも副作用が強いなどの問題点もあります。
発作が出ている間は相当に苦しいですが、生活習慣を改めるチャンスかもしれませんよ。


この記事のポイント
・非ステロイド抗炎症薬や副腎皮質ステロイド(ステロイド剤)が病院でよく処方される。
・副作用が強い薬ばかりなので先生の指示に従って服用したい。
・市販薬で頼りになるのはロキソニン、一方でバファリンやケロリンは危険。
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