漢検の部首の攻略方法は、法則や見分け方で抑えたいポイントは

この記事は約 12 分で読めますよ。

漢字検定の2級以下を受験する場合、部首の勉強がうまくいかなくて困ることってありますよね。

「ふざけるな」と言いたくなる問題ばっかり出ますが、どう覚えればいいか、コツについてくわしく解説していきます。



漢検の部首って攻略できる気がしないんだけど?

実際のところ、私は漢字検定準2級以下は1回も受験していなくて、2級は1回受験しただけなので部首の実績はあまりないんですよね。

以前に書いた、こちらの漢字検定準1級についての記事で部首について触れていませんが、準1級以上では部首の問題はないので、私が部首の勉強したのは2級受験の時だけです。

小学校の時は部首について勉強したような気はしますが、中学以降は漢字の勉強はあっても部首の勉強はなかった気がするんですよね(中学は忘れているだけかもしれませんが、高校では間違いなくやっていません)

このように、部首の知識が途中から抜けているのでやりにくいといった理由もありますが、やっぱり一番の問題は理不尽な点なんです。

個人的に、漢字検定2級の部首の問題で一番「ふざけるな」って思ったのは「夢」でしたよ(こちらの答えは最後の段落に載せています)

「くさかんむり」ではないからこそ理不尽に感じるのですが、こんな感じの嫌らしい問題しか基本的に出題されません。

「泳」の部首が「さんずい」とか「宇」の部首が「うかんむり」だとか、そういう簡単な問題はまず出ないと考えていいでしょう。

そんな面倒な部首をどう勉強していくかですが、いきなり以下の漢字の部首は何かという問題を出してみたいと思います。

この3文字の部首は?
  • 金 部首は「金(かね)」
  • 鹿 部首は「鹿(しか)」
  • 缶 部首は「缶(ほとぎ)」

ちなみに、答えは上の漢字の右側の方に隠しているので、反転してもらえば出てきますよ。

追記
スマホからは反転がやりにくいので、上と最後の段落の問題は右側に答えを書きました。

答えを見て「えっ」て思うかもしれませんが、こういう引っかけ問題がよく出てくるわけですね。

漢検でよく出てくる厄介な部首に法則ってあるの?

そんなわけで、まず最初にやりたいのは漢字そのものが部首というパターンを覚えてしまうことです。

左側に「にんべん」や「りっしんべん」や「さんずい」などの部首があり、右側と組みあわさっている、もしくは上側に「くさかんむり」や「うかんむり」があって下側と組みあわさっている、この手のタイプが最もオーソドックスな漢字の構成だと思います。

「銀」や「銅」などの部首は左側の「かねへん」で、部首である「金」と「艮1)「良」ではありません。」や「同」を組み合わせているわけですね。

「金」のように、漢字自体が他の漢字で部首として使われている場合、その漢字全体が部首なんです。

上で出した問題は全部そのパターンで、鹿は「麒麟」の2文字の左側で部首として使われていますし、缶はやはり「罅」の左側にあります。

「麒麟」はお笑い芸人さんがいらっしゃるので分かるかもしれませんが、見なれない「罅」は骨にひびが入るの「ひび」です2)麒麟はどちらも漢字検定準1級、罅は漢字検定1級の漢字です。ね。

「缶」は私が漢字検定2級を受けた時に出題された記憶がありますが、こういう漢字自体が部首のパターンは覚えるしかありません。

普通、部首は何かって問題があったら漢字の一部分だって思っちゃうので、この手のパターンは記憶していないと絶対に解けませんから。

漢検の部首の勉強に役立つ見分け方ってある?

「さんずい」は水に関係していて「くさかんむり」は草などの植物に関係している、このように部首にはちゃんと意味があるんです。

「月(にくづき)」は「腎」や「肝」や「肺」など、体に関係しているのも割と有名ですよね。

この「月」に関しては天体的な月と、肉の意味3)体に関係している月は肉の意味合いがあります。が混ざっているのであまり適切な例ではありませんでしたが。

ともかく、部首はその漢字で最も重要な意味を表していて、残りの部首ではない部位は明確な名前はありません。

「部首以外の部位」と言うしかありませんが、この部首以外の部分は読みと大きく関係しているんです。

漢字の多くには音符と呼ばれる部分があり、その漢字の音読みは音符から来ているんですね。

例えば、上でも出てきた「銅」ですが、この銅の音符は右側にある「同」という部分ですよ。

「銅」は音読みでドウ、そして「同」も音読みでドウ、といった感じで共通している場合が多いんですね。

「草」の音符部分は「早」ですが、この2つはどちらも音読みで「ソウ」といった感じです。

共通しているケースが多いですが、上で出てきた「銀」の音符の「艮」にはギンという読みはありません(音読みはコン、ゴンです)

このように読みが一致しないケースもあるものの、音符を意識することで読みは格段に分かりやすくなりますよ。

音符を意識するメリットは他にもあり、部首以外の部分が音符の漢字が非常に多いんです。

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銅なんかは「金」と「同」という部首と音符の組みあわせで、この記事でカギカッコつきで取り上げた漢字だと「泳(エイ)」も「肝(カン)」も「麒(キ)」もそうですね。

この部首と音符の組みあわせが役立つ問題があるので、まずは以下の漢字の部首問題をよく見てください。

この3文字の部首は?
  • 問 部首は「口(くち)」
  • 悶 部首は「心(こころ)」
  • 聞 部首は「耳(みみ)」

はい、こちらの3文字の部首は全部「もんがまえ」にしか思えないですが、実は違うんですね。

これらの3つの文字の「門」は部首ではなく音符なので、全てモンという音読みが存在しています(聞はブン、モンが音読み)

モンの読みから「門」が音符であると分かっていれば、残る部分が部首であると分かるんですね。

「閃」とか「間」とかはモンって音読みがないですが、これらは普通に「もんがまえ」が部首です。

漢字検定2級を受ける時の問題集についてはこちらの記事で書きましたが、実際には過去の問題をひたすら問いていれば細かいことは分からなくてもある程度は記憶できます。

そっちの方が手っ取り早いと言えばそうなのですが、音符とかそういうところにも目を向けるとより漢字に興味を持てますよ。

こちらの記事では部首は切りすててもいいと書いたように、他の問題を重点的に勉強する方が効率的だとは今でも思っています。

ただ、漢字検定は趣味的な要素の強い検定なので、ちょっと寄り道しながら部首の勉強するのもいいのかなと感じているのも確かなんです。

ひたすらトライアンドエラーで覚えるしかない部首も存在します4)五の部首が「二」などです。が、ぜひ漢字の成りたちを意識して勉強してくださいね。

最初の段落で触れた、個人的な理不尽さナンバーワンだった「夢」の部首は「夕(ゆう)」で、夕以外の部分は音符というわけではありません。

「甍(いらか)」のように、夢と上部分が同じ文字(甍の部首は下の瓦)はありますが、夢の音読みはムで、甍の音読みはボウ、モウなので読みに共通点はありませんね。

最後に、いくつか漢字検定2級の合格に役立つ記事を紹介しますが、こちらの記事では難易度についてくわしく書きました。

こちらの記事では、部首と同じく難易度が高い誤字訂正を攻略するためのコツを書きましたね。

そして、こちらの記事では対義語や類義語について書きましたので、ぜひチェックしてください。

どのくらい勉強すれば漢字検定2級の合格が見えてくるのか、それはこちらの記事で書いたのでぜひ合わせてどうぞ。


まとめ

漢字検定の部首は非常に厄介な問題ですけど、漢字の成りたちを学ぶ上ではまたとない教材です。

丸暗記でも乗りきれますし、配点も高くはありませんが、漢字に興味を持っているならぜひくわしく勉強してくださいね。

この記事のポイント
  • 漢検の部首の問題は、基本的に理不尽。
  • 「金」など、その漢字自体が部首のパターンには要注意。
  • 部首以外の部分は音符であるケースが多く、部首の判断に役立つ。

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注釈   [ + ]

1. 「良」ではありません。
2. 麒麟はどちらも漢字検定準1級、罅は漢字検定1級の漢字です。
3. 体に関係している月は肉の意味合いがあります。
4. 五の部首が「二」などです。

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