節分の恵方巻きの理由とは、しゃべらない食べ方の意味は一体

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私が子供の頃はそこまで大きなイベントではなかったのですが、最近は節分の恵方巻きの勢いがすごいですね。
どうして節分に恵方巻きを食べるといいのか、その理由は気になるところではないでしょうか。



節分に恵方巻きを食べる由来や理由って?

私は関西地方、それも阪神間で生まれ育ったので、子供の頃から恵方巻きを食べて育ちました。
子供の頃は「何でこれを無言で食べなきゃいけないんだ」と思っていましたが、それが今や全国区ですからね。

この恵方巻きは大阪が発祥の文化で、昭和の始めくらいから「幸運巻寿司」として節分に巻き寿司を食べる文化が定着したのです。
もっと昔から巻き寿司を節分に食べる文化はあったようなのですが、説が色々とあって今となってはどれが正しいかはっきりしないんですね。

年越しそばの記事でも、説が色々とあって由来がはっきりしないって書きましたが、それと同じように謎が多い風習です。

どの説もはっきりとした根拠がないので決め手に欠けるのですが、以下の説がよく取り上げられますね。

  • 江戸時代後期、大阪の商人が商売繁盛の願いを込めて始めた
  • 大阪の申村(読みは「さるむら」で場所は現在の大阪市此花区)で、巻き寿司を切らずにかぶりついたのが始まりだとする説
  • 豊臣秀吉の家来、堀尾吉晴がたまたま節分の前日に海苔巻きを食べて活躍したことが由来という説

実際、此花区(USJがあることで知られている)では恵方巻き発祥の地としてアピールを行っているのですが、これが本当なのかは今ひとつ分からないんです。
堀尾吉晴の説については当時に海苔巻きなどなかったのではないかと言われていて、あまり信ぴょう性がありません。

結局のところ、他の説が決定打には欠けているので、商人発祥の説が消去法で「これかな」と思われているのが実情ですね。
その後、上で書いたように昭和初期に幸運巻寿司の文化が生まれ、これを節分の夜に無言で一気に食べると願いが叶うといった感じに変化していきました。

どうして恵方巻きを食べるのが節分の夜なのか、それは節分の次の日が立春だからなんですね。
私たち現代人にとっては立春ってあんまりなじみがないですけど、昔は春の始まりである重要な日でした。

旧暦だと立春の前後に元日が来るので、立春は新年の始まり的な意味合いもあったんですね(立春と元日が一致しているわけではない)
だからこそ、立春の前日である節分の日には豆まきなどで悪いものを追い出す行事があり、恵方巻きもそれに合わせて節分に行われるようになったと考えられます。

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恵方巻きを食べる時にしゃべらない理由は?

ただ、昔から大阪では定番だったかと言われたらそうでもなくて、ケンミンショーで取り上げられるものみたいにごく一部で行われていた文化がある時期から広まったという方が正しいと思います。
1980年代後半くらいにはすでに大阪を中心に広がっていて、2000年くらいから全国に広がった感じですね。

実際、私の家族は恵方巻きについては「海苔屋と寿司屋の陰謀だ」って全国区になる前から言ってましたから(それでも食べることは食べるのですが)
陰謀論って根拠がないのが当たり前みたいな感じですが、1970年代に大阪の海苔の業界が早食い競争のイベントを展開したのは事実ですね。

戦後から恵方巻きの文化はなくなりつつあったのですが、この巻き寿司の早食いイベントから現代の恵方巻きのブームに繋がっていったので、海苔屋の陰謀論はある意味で正解です。
そんな感じで大阪を中心に広まり、そしてコンビニで扱われるようになってからは全国区になった恵方巻きですが、やっぱり疑問点は「何で食べる時にしゃべってはいけないの」ってことだと思います。

上で書いたように、恵方巻きは願い事が叶うと言われているのですが、まずは恵方から説明しないといけません。
恵方とは歳徳神(としとくじん)と呼ばれる神様がいる方角とされていて、これは安倍晴明といった陰陽師(おんみょうじ)でおなじみの陰陽道(おんみょうどう)の考え方ですね。

この恵方は毎年方角が変わるのが特徴で、恵方巻きを食べるなら恵方を向くのがいいとされています。
恵方からの幸運が恵方巻き経由で体の方に入ってくるってされているので、しゃべったら運気のようなものが逃げるからダメとされているんです。

しゃべったらいけないのは食べ終わるまでで、私は一応は完全に飲み込んでからしゃべるようにしていますよ。

恵方巻きの食べ方にはどんな理由が?

恵方巻きの理想的な食べ方、注意点についてまとめてみましたので、こちらを参考にしてくださいね。

  1. 恵方巻きは切り分けない
  2. 今年の恵方がどこかを調べて、そちらに体を向ける
  3. 食べ始めてもキョロキョロとはせず、恵方の方向をじっと見続け、しゃべらない
  4. 途中で休んだりしない
  5. 食べ終わればしゃべったりしても大丈夫
  6. 家族がまだ食べているならじっとしておく

これらを守るのがいいのですが、疑問がまだ残っているとすれば切り分けない点、キョロキョロしない、途中で休まないという点だと思います。
上で書いた申村が恵方巻きの原点説でも切り分けなかったと言われていますが、現代の恵方巻きを切り分けないのは結婚式で「切る」とか「切れる」とか言わないのと同じで、縁を切らないという意味合いがるんですね。

神様がいると言われている方向を見て食べるのに途中で違うところを見るというのはやっぱり変ですし、これがよそ見をしてはいけない主な理由ですね。
神社で願い事をしている時にキョロキョロしないのと同じで、神様の方向を向いて願い事に集中するのがポイントですよ。

途中で休んではいけないのもご利益に関係していて、休むと運気が逃げると言われています。
もちろん、それで喉が詰まったりしたら大変なので、危険だなと感じたら恵方巻きのやり方はすぐに中止してくださいね。

ある程度は長さが欲しいところですが、長すぎると一気に食べるのが難しいので、適度な長さの恵方巻きを選ぶのがポイントですよ。

まとめ

関西に住んでいた私でも、大人になってから始めて恵方巻きの詳しいことを知ったくらいなので、関西以外のエリアだとさらに謎に感じるのではないでしょうか。
由来についてははっきりしませんが、願い事を叶えるためにルールを守って食べてみてくださいね。


この記事のポイント
・由来ははっきりしないが、願い事の成就や厄払い的な意味合いで恵方巻きは食べられる。
・食べている時にしゃべってはいけないのは、幸運を逃さないため。
・変わったルールは主に幸運のため、トラブルが起きないよう食べやすいサイズがいい。
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