ロキソニンとバファリンの違い、強さや飲み合わせの面を解説

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頭痛や歯痛、あるいは痛風発作みたいな強烈な痛みをそのまま放置するのはなかなかできることではありません。

どうしても痛みどめに頼らざるをえない時ってのがあるのですが、痛みどめの中でもロキソニンとバファリンは特に有名だと思います。

非常によく知られている2つの薬はどのようなところが違うのか、気になるところですよね。

今回の記事では以下の3つのポイントを中心として、ロキソニンとバファリンの差についてくわしく解説します。

今回の記事で取りあげるポイント
  1. 成分はどう違うの?
  2. 効果が強いのはどっち?
  3. ロキソニンとバファリンをまとめて飲んでも大丈夫なの?

ロキソニンとバファリンの違いって?

ロキソニンとバファリンはメーカーも何もかもが違うので、痛みどめという一点を除けば、共通点はほとんどありません。

今回の記事では特に注釈がない限りロキソニンという単語は市販の「ロキソニンS」を、そしてバファリンという単語は「バファリンA」のことを指しています。

まずはロキソニンとバファリンの成分についてですが、ロキソニンの成分は以下の通りです。

ロキソニンの成分
  • ロキソプロフェンナトリウム水和物 68.1mg

成分を書きだすとあまりにシンプルですが、ロキソプロフェンというのがロキソニンの主成分ですね。

そして、バファリンの成分についてはこちらのバファリンとバファリンプレミアムの比較記事でくわしく書きました。

この記事でも改めてバファリンの成分を記載しますが、以下のような成分が配合されていますよ。

バファリンの成分
  • アセチルサリチル酸(アスピリン) 330mg
  • 合成ヒドロタルサイト(ダイバッファーHT) 100mg

さて、成分を比較した上での2つの薬の違いですが、ロキソニンの主成分のロキソプロフェンナトリウム水和物と、バファリンの主成分のアスピリンの差は大きく分けて2つあります。

まず1つ目は副作用で、ロキソニンは市販の薬の中では相当に副作用が強い部類に入るんですよね。

こちらの記事でも書きましたが、市販のロキソニンと医療用のロキソニンは中身は全く同じなので、市販されているからといって気軽に使っていい薬ではありません。

ロキソニンの代表的な副作用が消化器へのダメージで、食欲不振や胸焼けのようなまだ軽いものから、潰瘍といったひどいものまであるんですね。

痛みを脳に伝えるプロスタグランジンという成分がありますが、ロキソニンはこのプロスタグランジンが合成されないように邪魔をする薬なんです。

ところが、プロスタグランジンは胃の粘膜を保護する役割もあるので、邪魔をした結果として胃酸による被害が増えるわけです。

病院でロキソニンが処方される場合、胃薬が一緒に処方されるのは胃を守る必要があるからですね。

市販のロキソニンを購入して使うなら、なるべく胃の粘膜を保護するタイプの胃腸薬を合わせて飲むのがよくて、エーザイのセルベールがまず候補にあがりますよ。

どうしてセルベールが候補にあがるか、それは病院でよく処方される胃薬、セルベックスと同じテプレノンという成分が配合されているからですね。

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ただ、セルベールはセルベックスよりテプレノンの量は少なく、完全には代用できません。

一方、バファリンには胃を守る働きがあるダイバッファーHTが配合されていて、胃に優しい痛みどめなんですね。

バファリンと言えば「優しさ」ですが、ロキソニンと比べると安心して使えるのが魅力です(それでも15歳未満のお子さんに使ってはいけませんが)

ロキソニンとバファリンの強さはどっちが上なの?

副作用はロキソニンの方が強いという結果ですが、副作用があっても構わないから痛みを抑えたいって場面はありますよね。

ロキソプロフェンナトリウム水和物とアスピリンの差の2つ目は、薬を使う上でも特に重要なポイントである効果ですが、こちらはロキソニンの方が大きく上回っているとされています1)実際には相性とか思いこみなどもあるので、絶対ではありません。よ。

普段からバファリンを飲んでいるので、バファリンを飲むと安心して効果が出やすいとかそういう例外あるのですが、アスピリンとロキソプロフェンは効果に相当な差があるんですね。

医療用も含めた全ての痛みどめの中で、最も効果が期待できるのはジクロフェナクを配合している医療用のボルタレンです。

湿布薬のボルタレンテープはドラッグストアでも売っていますけど、飲み薬としてジクロフェナクを配合している市販の薬はまだありません(2018年10月現在)

それくらい強力な医療用のボルタレンが効果のトップで、ロキソニンはそのボルタレンに次ぐ効果なんですね。

医療用のロキソニンは手術後の痛みどめとしても使われるくらいで、市販のロキソニンでもそれと同じ効果が期待できますよ(上の段落で触れたように成分が一緒なので)

バファリンにも医療用の薬がありますが、痛みどめとして使われることはほとんどない2)血栓対策として使われる場合はあります。のではないでしょうか。

このように効果の面ではロキソニンの方が期待を持てるので、本当に痛みがひどい場合はバファリンではなくロキソニンを選ぶ方がいいんですよ。

どのくらい時間が経てば効果が出てくるか、これは個人差があるので断定はできませんが、どちらの薬も30分から1時間程度で効果が出てくるケースが多いですね。

ロキソニンとバファリンの飲み合わせはどう?

つらい痛みに悩まされ、ロキソニンとバファリンを合わせたくなることって割とあると思います。

市販の薬は合わせても大丈夫みたいに考えてしまいがちですけど、ロキソニンとバファリンを合わせるのはダメです。

以前、バファリンと風邪薬などとの飲みあわせの記事を書きましたが、バファリンと風邪薬を合わせると効果が重複するので危険なんですね。

ロキソニンとバファリンは共通点はほとんどありませんし成分もまるで違いますけど、どちらもNSAIDsに分類されます。

NSAIDsの別名は非ステロイド性抗炎症薬で、皮膚科でよく処方されるステロイドではないけど鎮痛効果がある薬のことですね。

成分でかぶっているものがあると効果や副作用が出すぎるリスクが高まりますが、かぶっていなくても同じ系統の薬を使うのは危険なんです。

どうしても痛みがつらい場合もロキソニンだけにするのが基本で、もしロキソニンでも効果がまるで見られないなら病院で診察してもらう方がいいですよ。

バファリンもロキソニンも、長く使うものじゃなくて短期的に痛みを抑える薬3)痛みの原因を解決してくれるわけではありません。なので、痛みが持続しているようなら病院で根本的な解決方法を提案してもらうのがいいでしょう。

ロキソニンは効き目が強いからか入手するのがやや面倒ですが、入手方法についてはこちらの記事でくわしく書いたのでぜひ参考にしてください。

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まとめ

バファリンとロキソニンの違いを簡単に表すなら胃に優しいバファリン、胃に優しくないけど効果が期待できるロキソニンといった感じですよ。

痛みの程度や胃薬があるかなどの条件で最適な薬は変わりますので、うまく使いわけてくださいね。

この記事のポイント
  • ロキソニンは副作用が強く胃薬と合わせて飲みたいが、バファリンは胃に優しい。
  • 効果を比較すると、ロキソニンの方に分がある。
  • ロキソニンとバファリンを同時に飲んではいけない。


注釈   [ + ]

1. 実際には相性とか思いこみなどもあるので、絶対ではありません。
2. 血栓対策として使われる場合はあります。
3. 痛みの原因を解決してくれるわけではありません。

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