節分の豆まきはいつからか、その由来や意味についても詳しく解説

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お子さんがいる家庭では、2月3日には豆まきをしますよね。
でも、豆まきはいつからやるのか、豆まきをする理由を尋ねられた場合って、意外と何て答えていいか迷ってしまわないでしょうか。



節分の豆まきっていつからやるの?

大相撲の力士であったり、石原軍団であったり、歌舞伎役者であったり、有名人の豆まきする姿を思い浮かべてしまいますよね。
ある意味でワイドショーの鉄板ネタでもある有名人の豆まきですけど、あれを見ていると「節分の豆まきって昼にやるものなんだな」って印象を持ってしまうと思います。

けれども、実際には豆まきに向いているのは節分の昼間ではなく、節分の夜なんですよね。
それを裏付けてくれるのは国語辞典で、国語辞典の「豆まき」の項目にはこんな文章が記載されていますよ。

(豆撒き)節分の夜、「福は内、鬼は外」と唱えながら豆をまくこと。豆打ち。

引用元:https://dictionary.goo.ne.jp/jn/209610/meaning/m0u/

具体的な時間は国語辞典には書かれていませんが、夜にやるものという明確な答えがあります。
豆まきは(扮装した)鬼に対してやるものですが、本来の鬼が出ると言われているのが節分の深夜、1時から5時くらいの時間帯です。

その辺りの由来については下の方で詳しく説明しますが、由来を考えると深夜にやるのが正しいんですよ。
けれども、当然ですが深夜までわざわざ起きて豆まきをするなんてほぼ不可能ですから、夕方以降にやるのが現実的かなと思います。

働き方も多様化しているので昔ほどではないにしても、父親が働いて夜に帰ってくるって家庭が多いでしょうから、父親が帰ってきてから豆まきをするのがいいですね。
母子家庭の場合、鬼役を担当できるのは母親だけですから、ここは少しつらいところです。

誰が鬼役をやるにせよ豆まきをスタートするのは夜からがベストなので、お子さんの豆まきに付き合ってあげてくださいね。
ただ、由来を考えれば夜の方が自然ってだけで、昼にやったらダメってわけではありませんから、何らかの事情で夜の豆まきが都合が悪いなら夜になる前にやっても大丈夫ですよ。

有名人の豆まきは正確なところは不明ですが、夜にやっても見えにくいとか、集客面での都合で昼にやっているのではないでしょうか。

節分の豆まきの由来は?

「どうして夜に豆まきをするの?」ってお子さんに聞かれることもあるはずなので、上で触れたように由来の方を詳しく見ていきます。
京都市には鞍馬山という山があり、ここは歴史の教科書でもおなじみの源義経が修行をしたとも言われている山です。

平安時代、この鞍馬山から鬼が来て当時の京都の街を荒らしましたが、炒り豆で鬼を撃退したという伝説が残っています。
元々、穀物には魔除けの力があると信じられてきましたが、それと鬼を撃退した伝説が合わさって、豆は邪気を払うものとして地位を築いたわけですね。

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ここまで夜が関係する情報はありませんが、これは日本独特の「鬼門」が大きく関係しています。
今でも苦手なものを鬼門と言うことがよくありますが、ここで鬼門についても国語辞典で調べてみましょう。

陰陽道(おんようどう)で、邪悪な鬼が出入りするとして万事に忌み嫌われた艮(うしとら)(北東)の方角。また、その方角にあたる場所。

引用元:https://dictionary.goo.ne.jp/jn/54052/meaning/m0u/%E9%AC%BC%E9%96%80/

艮って感じについては、こちらの漢字検定の部首の記事でも出てきましたが、漢字検定の準1級ではよく出題されますね。

今でも干支はよく知られていて、その年の干支は年賀状でも引っ張りだこですが、干支は方角を表すものでもあります。
十二支の最初の子(ねずみ)は時計の針で言うと0時、丑(うし)は1時、寅(とら)は2時の方角を指しているんですね。

0時の子が北、1時の丑は北北東、2時の寅は東北東のことで、艮(うしとら)は丑と寅の中間なので北東を表しています。
時代小説では「午(うま)の刻」みたいな時間の表現がよく出てきますが、昔は今みたいに「何時」ではなく「~の刻」といった感じに干支を使って時間を表していたんです。

艮を時間で表すなら深夜の1時から5時までのことで、鬼(災いのようなもの)は深夜に北東からやってくると思われていました。
鬼がやって来るとされているのは深夜なので、由来を考えると深夜が豆まきに合っているというわけです(全く現実的ではありませんが)

節分の豆まきってどんな意味があるの?

「鬼は外、福は内」という掛け声と共に豆をまきますが、地域によってはこれは言わないんですよね。
いい意味で鬼に関する伝説が残っているところもあり、弘法大師の念仏に驚いた鬼が落とした石の上にできたとされているのが群馬県藤岡市鬼石町です。

そのためか、鬼石町では「福は内、鬼は内」の掛け声が使われていて、全国で追い出された鬼を歓迎する「鬼恋節分祭」というイベントまであります。
基本的には鬼は悪いもの、福はいいものという意味で使われていますが、これらの「鬼」や「福」が具体的に何を指しているのかはちょっと曖昧なんですよね。

名字に鬼が入っている場合は「鬼は外」って言わないとか、名字が「渡辺」だと豆まきをする必要がないとか、例外も色々とあります。
ちょっとふわっとした感じですけど、目に見えない悪いものをお祓いして幸運を呼び込むものと考えるくらいでいいと思いますよ。

初詣では家内安全が願い事の定番ですが、その延長線で家族の健康を願って豆まきをしてみてはいかがでしょうか。
節分の定番になりつつある恵方巻きについて、こちらの記事で由来を書いていますので、合わせてチェックしてくださいね。

まとめ

節分の豆まきをやる時間は特に決まってはいけませんが、夜にやるのがちょうどいいかなと思います。
子供の時は豆まきって本当に楽しく感じるものですから、痛いかもしれませんが付き合ってあげてくださいね。

この記事のポイント
・節分の豆まきは夜の方がいいが、夜以外でも特に問題はない。
・鬼が来るのは北東の方角から、時間は深夜とされている。
・節分の豆まきは、家内安全のような意味があると考えればいい。

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