七草粥はいつ食べる、朝と夜のどちらがいいか決まっているのか

この記事は約 7 分で読めますよ。

春の七草を使った七草粥を食べる習慣は、今でも根強く残っています。
七草粥を食べるとお正月が終わったって気がするものですが、果たして七草粥はいつ食べるのが正解なのでしょうか。



七草粥っていつ食べるものなの?

七草粥についてはこちらの記事で由来を詳しく説明しているので、合わせて確認してくださいね。

いつ食べるかを「何月何日に食べるか」という意味で解釈するなら、答えは1月7日になりますよ。
桃の節句(ひな祭り)や端午の節句(子供の日)は私たち日本人にとって馴染み深い日ですが、上の記事でも書いたように1月7日は人日の節句なんですね。

年に5回ある節句にはそれにちなんだ食べ物(桃の節句なら菱餅みたいに)があって、人日の節句で食べられるのは七草粥ですよ。
では、1月7日以外の日に七草粥を食べてもいいのか、これも気になるところでしょうが、食べても大丈夫です。

ただ、現実的に考えると1月7日より後に七草粥を食べるのは極めて難しいので、実質的には1月7日までの食べ物ですね。
七草粥で欠かせないのが春の七草ですが、春の七草は以下の7つの野草や野菜を指しています。

  • セリ
  • ナズナ
  • ゴギョウ
  • ハコベラ
  • ホトケノザ
  • スズナ
  • スズシロ

これらのうち、お正月にしか手に入らないものがいくつかあるので、お正月が過ぎると食べるのが難しいのです。
春の七草のうちスズナはカブのこと、スズシロは大根のことですが、普通に売っているカブや大根と七草粥のスズナとスズシロは違いますよね。

カブと言えば白くて丸っこい姿を思い浮かべますが、スズナはカブの葉っぱのことを指します。
同様に、春の七草のスズシロは大根の葉のことですが、七草粥でカブや大根を食べている気はほとんどしませんよね。

カブや大根の葉っぱ、それにセリやナズナはまだ手に入れやすいですが、ゴギョウとハコベラとホトケノザはお正月以外だとなかなか手に入りません。
お正月にスーパーで並ぶ七草セット以外で、ゴギョウとハコベラとホトケノザが売られているのって見たことありませんしね。

1月7日当日にはもう店頭から七草セットが消えるので、1月8日以降に七草粥を食べるのは現実的ではありません。
七草粥は消化によくてヘルシーなので、春の七草がお正月以降に手に入るなら食べて損はありませんよ。

七草粥をいつ楽しむかは分かったけどタイミングは朝?

七草粥を食べるのは1月7日ですが、いつ食べるかを時間帯の意味で解釈するなら、割と迷うのではないでしょうか。
私が子供の頃は必ず朝に七草粥を食べていたので、個人的には七草粥は朝のイメージが強いんですよね。

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実際、七草粥を食べるといいと言われているのは朝で、七草セットにも「朝に食べる」といった文面が見られます。
七草粥は、人日の節句に羹(読みはあつもの、スープのようなもの)を食べる中国の文化と、日本の若菜摘みの文化が合わさってできた文化です。

中国から入ってきた人日の節句に羹を食べる文化の時点で、すでに食べる時間帯は朝だったんですね。
唐の時代には1月7日に官吏(日本語だと役人の意味ですが、この場合は官僚と考えた方が分かりやすいですね)の昇進が発表されていたので、立身出世を願う意味で羹が食べられていました。

だからこそ、羹は1月7日の朝に食べられていて、それが日本に伝わってからもそのまま続いているんですよ。
最近はスーパーの七草セットで七草粥を作るのが普通ですけど、昔はしっかりと準備をしていました。

1月6日の夜、もしくは当日の朝に春の七草を包丁で叩いて準備をしていたのですが、この時にわらべうたのようなものを歌うのが一般的だったんですね。
この歌いながら準備をすることは「七種叩き(ななくさたたき)」と呼ばれていて、今よりも七草粥が重要だったことがうかがえます。

そんな感じで、古代中国でも日本でも1月7日の朝に七草粥を食べるのが一般的だったので、1月7日の朝に七草粥を食べるケースが多いんですね。

七草粥はいつ用意しても夜でもいいの?

じゃあ、1月7日の夜に七草粥を食べるのはいけないことなのか、これも気になるポイントですが、食べたらダメみたいなタブー的なものはありません。
だから、1月7日の朝に作ろうと思ったけどバタバタして作れなかった、こんな場合は夜でも大丈夫ですよ。

七草粥はお正月に疲れた胃腸を休める意味合いがあるのですが、朝でも夜でもそれほど効果は変わりません。
私もそうなのですが、どうしても夜の方が食べ過ぎてしまうので、夜に七草粥のような軽いものを食べて胃を休めるのもいいかもしれませんね。

朝にあんまり食欲がないなら軽く食べられる七草粥はありがたいですし、どちらでも胃を休める効果はありますよ。
今は働き方も様々なので、単純に時間的に余裕がある時間帯に作って食べるくらいの感覚でも大丈夫です。

日本では無病息災を願って食べるものなので、1月7日は七草粥以外も食べ過ぎたりしないように心がけて食事をしてはいかがでしょうか。

まとめ

七草粥は1月7日に食べるのですが、逆に言えば1月7日に食べる以外には特にルールが決まってないんですよね。
だから、1月7日ならどのタイミングで食べてもいいので、ぜひ好きな時間帯に七草粥を作ってください。


この記事のポイント
・七草粥は1月7日以外に食べても大丈夫だが、1月7日以降に材料を手に入れるのは困難。
・古代中国では1月7日の朝に羹を食べていて、その文化が今でも残っている。
・1月7日なら朝、夜どちらに七草粥を食べても問題ない。
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