風邪は病院の何科に行く、どこで診察を受けても治らないって本当か

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風邪は冬にひきやすいですが、冬以外でも風邪に悩まされることってありますよね。
それだけ身近な病気である風邪をひいた場合、どこで診察してもらうのがいいのか、そもそも病院に行くのが正解なのか迷うところです。



風邪をひいたら病院の何科で診察してもらえるの?

風邪をひいた場合「内科で診察してもらおう」となるのが普通だと思いますが、これはもちろん正解です。
15歳未満なら基本的に小児科ですが、15歳以上が体調を崩した場合、まず内科にかかるのが普通ですよね。

内科ってそもそもどんなところか、こう尋ねられると意外と回答に困るのですが、国語辞典ではこんな感じで掲載されています。

全身性あるいは内臓などの病気を、主に薬物療法によって治療する医学・医療の分野。呼吸器科・循環器科・消化器科などに分けられ、医療の中で最も広い領域。⇔外科。

引用元:https://dictionary.goo.ne.jp/jn/162300/meaning/m0u/

西洋医学の基本中の基本だけあって、熱が出た状態や胃腸の調子が悪い状態など、色々な症状に対応してくれるのが内科ですね。
じゃあ内科でいいんじゃないかと思われるかもしれませんが、風邪をひいた時の選択肢として耳鼻咽喉科も挙げられます。

前にインフルエンザの予防接種の記事でも触れましたが、耳鼻咽喉科ってインフルエンザの予防接種を受けられるところも多く、風邪やインフルエンザの治療にも対応しているんですね。

私は一時期、鼻炎が酷かったので耳鼻咽喉科に通っていたのですが、風邪の診察で訪れる患者さんも時々見かけましたよ(扉を閉めるタイプじゃなくカーテンで仕切られていたので、話が聞こえてくるんです)
昔通っていたところでは鼻炎などの症状を抱えている患者さんが圧倒的に多かったですが、耳鼻咽喉科でも風邪は診察してもらえるのは確かです。

内科と耳鼻咽喉科の2つの選択肢があるわけですが、ではどちらを利用するのがいいかは迷うところですね。

風邪は病院のどこに行くのがいいの?

普通に考えれば内科の方がよさそうな気がするかもしれませんが、まずは耳鼻咽喉科の方をから見ていきます。
耳鼻咽喉科の咽喉とは喉のことですから、耳鼻咽喉科は耳や鼻、喉に関する症状のスペシャリストと呼んでもいいでしょう。

風邪で耳の症状はあまり見られません(耳づまりを起こすケースはあります)が、喉や鼻は風邪の代表的な症状ですよね。
喉が痛くて唾液を飲み込むだけでも痛いとか、鼻水が出てきて止まらないとかそういう症状です。

耳鼻咽喉科では鼻炎などの症状だけでなく、風邪の範囲の症状にも対処してくれますし、内科より優れているポイントもあります。
これは内科で風邪の診察を受けたなら経験があると思いますが、喉をチェックされますよね。

内科では目視、先生が自分の目でチェックするだけですが、耳鼻咽喉科では特殊な器具を使ってもっと詳しく確認できます。
もちろん、内科のように薬での対処も手慣れたものなので、風邪の多くは耳鼻咽喉科でも対処してもらえますよ。

そもそも、医師免許を持っているなら内科の分野も耳鼻咽喉科の分野も勉強しているので、薬での対処もそこまで違いはありません(医師免許があれば麻酔科以外ならどの診療科目にも行けます)
ここまで書くと耳鼻咽喉科の方が優れているように感じられるかもしれませんが、内科の方がいい場面もありますよ。

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風邪かと思ったら実は肺炎だったなんてケースも稀にありますが、こういう隠れた病気を見破るのは内科が得意としている分野です。
理由は単純で、耳鼻咽喉科では鼻や喉は詳しくチェックしてくれますが、レントゲン撮影は基本的にしません。

また、内科では日頃から聴診をしているので、風邪以外で何か不審な点があるなら内科の方が気が付きやすいのですね。
耳、鼻、喉の症状がまるでなくて、単純に熱でしんどいといった場面では内科の方が無難ですよ。

ただ、内科でも風邪で診察を受けた場合はレントゲン撮影は普通はしませんし、病気を見破るという意味ではそこまで差はありません。
もっとシンプルに、鼻や喉がつらいなら耳鼻咽喉科、熱や咳がつらいなら内科といった具合に使い分けるといいですよ。

近くに耳鼻咽喉科と内科のうちどちらかしかないなら、わざわざ遠くまで行かずにそこで診察を受けても大丈夫です。

風邪で病院に行っても治らないって本当?

さて、ここまで内科と耳鼻咽喉科について書いておいてあれなのですが、そもそも風邪で病院に行くのが正解かという問題もあります。
風邪で病院に行ったけれどもまるで治らなかったなんて経験はあると思いますが、これは当たり前と言えば当たり前です。

現在でも風邪の特効薬は完成していない(風邪の薬ができたらノーベル賞を取れるなんて言われているくらいです)のですから、病院に行っても風邪を治すことはできません。
実は、現代でも風邪を治すためには本人の免疫力に頑張ってもらうしかなくて、病院に行かないという選択肢もあるんですね。

冬の場合は、病院で風邪やインフルエンザをもらうなんてケースも他の季節より多いので、特に病院には注意しないといけません。
「特に対処をしてくれないならなんで病院に行く必要があるんだ」って感じるでしょうが、メインは対症療法ですね。

直接的に風邪の原因のウイルスをやっつけることはできなくても、鼻水が出ているようならそれを抑える薬や喉の炎症を抑える薬、咳止めなどを処方してくれたりします。
インフルエンザなら40度くらいの熱が出るケースもそれなりにありますが、風邪ならそこまでの熱は出ないので、風邪の場合は熱を下げる薬は基本的に出してくれないはずです。

どうして熱を下げるのがよくないのか、それはこちらの記事で触れていますよ。

風邪の場合は鼻水とか喉の痛みとか咳とか、そういう熱以外のところで苦しむことが多いので、病院が役に立たないというわけではありません。
薬で風邪の症状が落ち着いてくれば、食欲も出てくるものですし、風邪の症状でつらいなら病院に行くのもいいんですよ。

冬は他の患者さんから病気をもらいやすいので、咳の症状がなくてもマスクを付けて向かってくださいね。

まとめ

風邪をひいたら精神的にも不安になり、どうすればいいか迷うこともありますが、内科と耳鼻咽喉科のどちらでも風邪は診察してもらえますよ。
耐えられるようなら、そのままゆっくり休むのがベストなのですが、症状がつらいなら病院で診察してもらってくださいね。


この記事のポイント
・風邪を診察してくれるのは、内科と耳鼻咽喉科。
・耳鼻咽喉科は耳、鼻、喉に症状が出た時に心強い、内科は熱や咳がメインの場合に。
・風邪のウイルスは薬では倒せず、病院では症状を抑える治療をしてくれる。
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