確定申告の青色白色をサラリーマン向けに解説、違いやどっちを選ぶか

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確定申告では白色申告と青色申告がありますが、最初は違いがよく分かりませんよね。
サラリーマンで副業をしているとか、そんなケースではどうすればいいのかを解説します。



確定申告の青色と白色ってサラリーマンにどう関係してくるの?

確定申告が必要なのは、個人事業主やフリーランスなど会社から給与をもらっていないケース、そしてサラリーマンとして給与をもらっているけどそれ以外に所得があるケースが多いですね。
その辺りについては、こちらの確定申告の記事についても解説しているので、ぜひ確認してください。

白色申告は特に利用制限はないのですが、青色申告はあらかじめ開業届、青色申告をしますという届け出(所得税の青色申告承認申請書)を提出しておく必要があるんですね。
開業届についてはいつでも大丈夫です(特にサラリーマンとして働いているなら)が、青色申告承認申請書は期限があります。

この期限は新しく事業を始める場合、白色申告から青色申告に切り替える場合で違うんです。
さらに、新しく事業を始める場合は、事業をスタートさせた日によっても期限が変わり、具体的には以下の通りですね。

  • 1月1日から1月15日までに新しく事業を始めた場合 3月15日
  • 1月16日以降に事業を始めた場合 事業を始めてから2ヶ月以内
  • 白色申告から青色申告に切り替える場合 3月15日

この期限内に青色申告承認申請書を税務署に提出しておけば、来年の確定申告で青色申告が利用できます。
ポイントは来年ってところで、2018年の期限までに青色申告承認申請書を提出した場合、実際に青色申告を行うのは2019年になるんです。

確定申告は前年の所得(2018年の確定申告なら2017年に発生した所得)などを自己申告するものですから、2018年に青色申告を利用するなら2017年の期限までに青色申告承認申請書を提出しないといけません。
確定申告と同時に青色申告承認申請書を提出すれば、前年の分を青色申告できるってわけではないので、ここは気をつけたいポイントですよ。

白色と青色って確定申告ではどんな違いが?

こう書くと「わざわざそんな面倒なことをしなくても、白色申告でいいんじゃないの」と、わずらわしく思われるかもしれません。
白色申告は確かに事前の届け出もないので多少は楽なんですが、面倒なだけあって青色申告の方がメリットが大きいんですよね。

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副業などでの所得(収入から経費を引いた額)がそれほどでもないなら白色申告でも十分なのですが、100万円くらいの所得があるなら青色申告の方が圧倒的におすすめです。
理由はシンプルで、青色申告では条件により65万円と大きな所得控除を受けられるからですね。

さらに、無条件で38万円が控除される基礎控除もあり、こちらと青色申告の控除を合わせれば控除額は103万円です。
副業などでの所得が100万円なら、103万円が控除されれば所得税も0円になり家計は大助かりなんですね。た

だ、この65万円の控除を受けるためには、複式簿記により損益計算書や貸借対照表を作成して青色申告決算書を提出する必要があり、初めての確定申告で作るにはなかなかハードルが高いのです(他にも条件はあります)
ちなみに、青色申告決算書を提出しない場合は65万円の基礎控除は受けられませんが、それでも白色申告と同じ単式簿記(複式簿記より簡単なやり方)で10万円の控除が利用できる(もちろん基礎控除とは別)ので、白色申告よりはお得なんです。

白色申告は単式簿記でシンプルですから、初めて確定申告するならこちらでもいいのですけど、メリットは特にありません。
昔は白色申告なら帳簿をつける必要がなかったので、所得がさほどでもないなら白色申告で簡単に済ませるっていうのも有りだったのですけど、2014年から記帳が義務づけられました。

白色申告の唯一のメリットが取り上げられた形なので、今では白色申告にメリットはありません。
同じ単式簿記で確定申告するにしても、10万円の控除がついている青色申告の方が圧倒的にお得なんですね。

確定申告で青色と白色のどっちを選べば?

複式簿記も、損益計算書や貸借対照表の作成もいきなりだと相当に難しく、簿記の資格を持っていないと何がなんだか分からないかもしれません。
ただ、それを差し引いても控除は非常に美味しいので、白色申告と青色申告なら青色申告を選ぶのがおすすめです。

本当に初めての確定申告の場合は慣れる意味で白色申告でも大丈夫です(私も初めては白色申告でした)が、その場合は確定申告と合わせて開業届や青色申告承認申請書についても提出するのがいいでしょう。
実際に青色申告が利用できるのは来年からですが、意外と忘れやすいのでまとめて処理するのがおすすめです。

また、青色申告承認申請書を提出していたとしても、所得税の青色申告の取りやめ届出書を提出すれば白色申告に戻せます。
青色申告でも単式簿記なら白色申告と同じなので、わざわざ白色申告に戻す必要はないとは思いますが。

今はクラウドの会計ソフトも多く、そちらを触っているだけでもある程度は簿記について分かってくるので、できれば青色申告の65万円控除に挑戦したいところですね。
あと、副業をするなら確定申告の時に住民税を自分で払うようにしないと、会社に副業がバレます。

確定申告書B(個人事業主は確定申告書AではなくBを使用します)の場合、第二表の「住民税」の欄に「自分で納付」のチェック項目があるので、そこにチェックを入れましょう。
副業をしている場合も確定申告書Bで大丈夫(確定申告書Aより扱っている所得の種類が幅広い)なので、忘れないようにしてくださいね。

もっとも、それでも絶対に副業がバレないと言い切れないのが恐ろしいところなのですが(職員のミスでバレたなんてケースがあった気がします)

まとめ

会社からの給与以外に副業などの収入がある、そんな場合でもおすすめなのは控除額が多い青色申告の方ですよ。
特に、1度でも確定申告をした経験があるなら、ぜひ積極的に青色申告に挑戦してほしいと思います。


この記事のポイント
・青色申告を利用できるのは、青色申告承認申請書を提出した次の年から。
・青色申告は白色申告と比べて控除額が多く、条件により65万円の控除が受けられる。
・メリットのない白色申告より、控除額が多い青申告を選びたい。
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