節分の方角は誰が決めるのか、決め方や来年の恵方を知る方法も

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節分に恵方巻きを食べる時、恵方を向いて黙って食べますよね。
この恵方は毎年変わりますけど、一体誰が決めているのか、どうやって決めているのか気になるところだと思います。

節分の方角は誰が決めるの?

恵方と言えば恵方巻きを思い浮かべるかもしれませんが、恵方は相当に古くから日本に存在しているんですよ。
こちらの鏡餅の記事では年神様という神様について触れていますが、恵方は年神様が来るとされている方角のことです。

年神様とは何かを説明するのはまた難しいのです(説が多く、地方で呼び方も変わるため)が、新年の神様と考えれば分かりやすいですね。
鏡餅、それに今ではあまり見かけない門松などの飾り付けは、年神様を迎えるための準備なのです。

年神様は高い山の方から来ると考えられていて、この年神様がやって来るとされる方角が恵方と呼ばれます。
この年神様は歳徳神とも呼ばれていて、正体はスサノオの妻のクシナダヒメであるとか書きたいことは色々あるのですが、この記事は恵方についての記事なのでそこは省略します。

ともかく、現在の恵方も年神様が来るとされる縁起のいい方向のことなのですが、別に特定の誰かや特定の組織が決めているわけではなく、3月3日は桃の節句とか7月7日は七夕とか、そういうのと同じで最初から決まっているんです。
誰かが決めているわけではないなら、次の疑問はどうやって決まっているかだと思いますが、これには干支が大きく関係しているんですよ。

節分の方角の決め方って?

干支と言えば「ね、うし、とら、う、たつ~」といった十二支を思い浮かべるでしょうけど、これは干支の全てではありません。
干支は十干(じっかん)と十二支という2つの要素で決められていて、実は年の干支も厳密には十干が関係しているんですが、今は主に十二支の方だけが使われています。

単純に動物が出てきて分かりやすいこともあってか十二支の方がメジャーですが、本来は十干と十二支を組み合わせたものが本来の干支です。
こちらのうなぎの記事でも少し触れていますが、干支があるのは年だけではなく、1日1日にも本来は干支があるんですよ。

例えば、この記事を書いているのは2017年11月1日なんですが、2017年11月1日は壬辰(みずのえたつ)という干支です。
十干は以下の10種類のことで、これと十二支を組み合わせた60の干支が使われているわけですね。

2017年は酉年ですけどこれは正確ではなくて、十干の方も使うなら丁酉(ひのととり)という干支になります。
1文字目が十干、2文字目が十二支で、十干も十二支もそれぞれ1つずつズレていくんですね。

だから2018年の干支は丁の次の戊、酉の次の戌を組み合わせた戊戌(つちのえいぬ)という干支です。
1文字目の十干は10で1周、2文字目の十二支は12で1周して、全部で60種類の組み合わせがあります。

注目したいのは十二支ではなく1文字目の十干の方で、十干によって以下のように恵方が決まるのです。

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  • 甲・己 甲の方角(東北東)
  • 乙・庚 庚の方角(西南西)
  • 丙・戊・辛・癸 丙の方角(南南東)
  • 丁・壬 壬の方角(北北西)

こんな感じで並べても、やっぱり十干って今ひとつピンとこないんじゃないかなとは思います。
こちらの記事を始めとして、漢字検定の記事もいくつか書いているのですが、準1級だと十干って頻出の問題なんですよね。

そんな感じで漢字の勉強をしていた私ですら未だに十干は戸惑うものなので、分かりにくいと思います。

来年の節分の方角を知りたいんだけど?

もっと分かりやすくすると、十干は10種類なので年を数える場合には10年で1周する計算ですよね。
2000年も2010年も2020年も2030年も2040年も十干は庚ですが、このように(西暦で)1の位が同じ年は十干も必ず同じです。

そこを踏まえた上で、上の十干と恵方の方角の関係をより分かりやすくしたのが以下ですよ。

  • 西暦の1の位が4、9 東北東
  • 西暦の1の位が5、0 西南西
  • 西暦の1の位が1、3、6、8 南南東
  • 西暦の1の位が2、7 北北西

上の表を参考にすれば、今年の恵方がどこか分からなくなった場合や来年の恵方が知りたい場合にすぐにわかりますよ。
2018年は1の位が8ですから、上の表に当てはめて南南東を向いて恵方巻きを食べればいいわけです。

今は恵方巻きを売っているところならまず間違いなく恵方についても書かれていますが、上の表も参考にしてくださいね。
ただ、現代では「恵方巻きを食べる方向が分かった→恵方巻きを食べた→終わり」ってパターンが多い気がします。

単なる恵方巻きの方角として扱われているのが現状ですけど、昔は恵方参りが一般的でした。
恵方の方角にある神社やお寺に参拝する行事で、今で言うところの初詣みたいなものですね。

こちらの恵方巻きの記事でも書きましたが、昔は節分の次の日の立春が新年のように扱われていたので、お参りに行くのも当然だったわけです。

「恵方とか関係なくお参りに行こう」的な初詣が一般的になってからは恵方参りはすっかり下火ですが、寺社巡りが好きなら恵方の方向にある寺社にお参りに行くのもいいと思いますよ。
こちらの初詣の記事ではお礼参りについて書きました(個人的な感想に近いです)が、節分は初詣から約1ヶ月後くらいなのでお礼参りとして恵方参りに行くのもおすすめです。

まとめ

恵方は誰かが決めているわけではないので、10年後であろうと100年後であろうと簡単に調べられますよ。
何種類もあるように感じられるかもしれませんが、恵方は4パターンしかないので、西暦の1の位さえ見ればすぐに分かります。

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この記事のポイント
  • 節分の恵方は誰が決めているわけでもなく、最初から決まっているもの。
  • 恵方を決めるポイントは干支の十干。
  • 恵方は4つしかなく、西暦の1の位を見ればすぐに分かる。

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