風邪で尿が濃い色なら問題があるのか、もし血が混じっていたら

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風邪かもしれないと病院に行ったところ、尿検査をされるなんてケースがあります。
その尿がやたらと濃くて不安を感じるなんてこともあると思いますが、尿検査や尿の濃さは気になるところですよね。

風邪で尿が濃い感じになることってあるの?

私は熱が出ても割と何とか耐えられる方なので、風邪っぽい程度では病院には行きません。
インフルエンザクラス、熱で言うと38度以上でないと基本的に病院には行かないのですが、昔はよく高熱を出しては尿検査されていました。

昔住んでいたところの最寄りの総合病院に行くと、とりあえずみたいな感覚で尿検査をお願いされたものです。
風邪っぽいけど実は違ったなんてケースもゼロではないので、尿検査をお願いされるのは不思議なことではないんですよ。

この辺りの対応は病院によっても違うので、行く病院によっては尿検査が全くないなんてところもあります。
尿検査って短期間で結果が出る割には異常を発見するのに役立つので、尿検査してくれる病院の方が親切ですね(保険適用なら支払いにもそこまで影響はないですし)

風邪っぽい症状があると病院での尿検査、あるいは自宅でのトイレで「妙に尿が濃いな」なんて感じることがあると思いますが、これは心配する必要はありません。
どうして風邪の時に妙に尿が濃くなることがあるのか、その理由としては以下の2つが多いですね。

  • 体内の水分不足
  • 薬の影響

こちらの記事では風邪で熱が出ないケースについて解説していますが、やっぱり風邪の代表的な症状と言えば熱です。

しかも、熱が上がっている状態って寒気がセットで付いてくることが多いですし、トイレに行くのも難しいですよね。
トイレに行くのも病院に行くのも熱が落ち着いてからだと思いますが、この状態って水分不足のケースが多いんです。

上の記事でも触れたように、汗が出るのは体内での免疫の戦いが終わりつつあるって意味ですね。
すでに治りかけの状態なら汗を多くかいているのが普通ですし、治っていなくても全く汗をかかないわけではありませんから、何も飲んでないと水分不足に陥りやすいわけですよ。

こんな感じで、風邪で熱がある場合は水分不足になりやすく、そのせいで尿の方も濃く見えるわけです。
別に風邪をひいた時に限らず、運動やサウナなどで汗をかいた後も尿が濃くなることがありますね。

尿が風邪が原因で色が濃くなるってよくある話?

そして、もう1つの理由は風邪薬ですが、風邪薬にはビタミンBが配合されているのが一般的なんです。
具体的に挙げた方が分かりやすいと思いますので、日本を代表する有名な風邪薬、パブロンSゴールドWの成分(2錠)を見てみましょう。

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  • アンブロキソール塩酸塩 15mg
  • L-カルボシステイン 250mg
  • ジヒドロコデインリン酸塩 8mg
  • アセトアミノフェン 300mg
  • クロルフェニラミンマレイン酸塩 2.5mg
  • リボフラビン 4mg

アセトアミノフェンはこちらのバファリンの記事でも出てきましたが、鎮痛解熱の効果があります。

どこにもビタミンBなんて名前がありませんが、リボフラビンっていうのがビタミンB2のことなんですね。
ビタミンB群は代謝を助ける働きがあって、体力に大きく関わっているビタミンなのですが、風邪の時は不足しがちです。

だからこそ、風邪薬にはビタミンBが配合されているのですが、このビタミンBが分かりやすいくらい黄色なんですよ。
風邪薬以外に食事が原因かもしれませんが、吸収されなかったビタミンB(正確には、ビタミンB1やビタミンB2などビタミンB群の中で水に溶けるタイプ)が尿に溶けて濃く見えるわけです。

こんな感じで風邪の時に尿が濃く黄色くなるのは珍しくはないので、そこまで気にしなくても大丈夫ですよ(もちろん尿検査で何か問題が見つかったのなら話は別ですが)

風邪で尿に血が混じっていたら?

血尿なんて言葉がありますが、実際に真っ赤な感じの血が出てくるなんてことはなく、茶色い感じの場合が多いんですね。
明らかに血尿と確信できる色、血尿っぽいけど判断に困る色の尿が出てくるなんてこともありますが、まず疑うのはどこからかの出血です。

尿は以下のように作られて、最終的に体の外に出ますから、これらのどこかで出血している可能性がありますね。

  1. 腎臓(尿が作られるところ)
  2. 尿管(作られた尿を膀胱まで運ぶ)
  3. 膀胱(尿管から運ばれた尿を溜めるところ)
  4. 尿道(尿を外に出すまでの道)

上で書いたことと矛盾しているように感じられるかもしれませんが、尿道のような体の外に出る寸前のところに出血があれば鮮血になることもないとは言えません(さすがに痛みなどがあり気づくとは思いますが)
逆に尿が作られて間もない段階で出血があるようなら、血尿の方も色が薄いなんて場合があり、血が混じっていても色は症状によってだいぶ違うんですね。

風邪で腎臓や尿管などの経路にダメージがあるかですが、風邪や熱が原因でのダメージはまずありません。
ただ、風邪から急性腎炎が引き起こされるケースは稀にあり、高熱と血尿が代表的な症状です。

どちらかと言えば子供に多い急性腎炎ですが、大人でもかかる可能性はわずかにあります(5万人に1人とか2人とかのレアケースではありますが)
もしくは、風邪とは関係なく膀胱炎であったり泌尿器系のがんの可能性もわずかにあるので、風邪をひいた時に尿が赤みがかった感じの色なら、病院で診察を受けてください。

こちらの記事などで触れているように、基本的に風邪は薬を飲まずに安静にした方がいいのですが、やっぱり血尿の疑いがあるなら話は別です。

特に、風邪の症状が落ち着いてきたのに尿の色が変わらない場合は、風邪以外が原因の可能性が高いので。

まとめ

風邪で尿の色が濃くなるのは割とよくあることなので、驚くかもしれませんがそこまで焦らなくて大丈夫です。
ただし、血尿のような赤から茶色っぽい見た目の場合は、病院で診察を受けた方がいいですね。

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この記事のポイント
  • 汗をかいて水分不足なら尿は濃くなる。
  • 風邪薬のビタミンが溶け出す場合も、尿は濃い感じに。
  • 風邪で血尿が起こるケースはほとんどないが、赤みがかった色ならすぐに診察を受けたい。

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