漢検二級の難易度は、問題集で勉強する時のコツについても解説

この記事は約 10 分で読めますよ。

大人から子供まで受験する定番の資格って色々とありますが、漢字検定はその中でもかなり有名ですよね。

全部で12の級が用意されていますが、上から3番目の漢字検定2級はかなり人気があります。

上から3番目だけあってかなりハードルは高いですが、この漢字検定2級の難易度がどれくらいなのかは気になるところですよね。

今回の記事では以下の3つのポイントを中心に、漢字検定2級の難易度や勉強法など合格に役立つ情報をくわしく取りあげます。

今回の記事で取りあげるポイント
  1. 漢字検定2級の難易度ってどれくらい?
  2. 問題集はどう活用するのがおすすめ?
  3. 合格のコツってあるの?

漢検二級の難易度ってどれくらい?

漢字検定カテゴリの記事はこのブログ内でアクセスが多い方なので、改めて漢字検定2級について取りあげようかと思ったのですが、合格率を見ると相当にゾッとするかもしれませんね。

合格率は日本漢字能力検定協会の公式サイトの方で公開されていますが、この記事を書いている時点での最新データ、2017年度第1回の漢字検定2級の合格率は21.4%です。

実際に受験したのが59,378人、合格者数は12,678人ですから、なかなかに高いハードルだとうかがえますよね。

2016年度をチェックすると第1回が合格率19.1%、第2回が合格率21.8%、第3回が合格率23.1%なので、大体20%前後で低空飛行している模様です。

私が漢字検定2級を受験した時はもう少し合格率が高かったような気がしますが、こちらの2級の問題集の記事でも書いたように常用漢字が2010年に改定されたので、2級で出題される漢字はだいぶ増えました。

昔は「挨拶」は漢字検定準1級から出てくる漢字だったのですが、今では2級からすでに出てくるわけですね。

こんな感じで難度が昔に比べて上がってはいますし、合格率はかなり悲惨な数字ですが、それでも理不尽なほど難しい試験ではありませんから。

よく、漢字検定2級の合格率が低いのは学生が集団受験するからだみたいに言われますが、このウワサが正しいかは分かりません。

こちらの記事は漢字検定2級の受験当日のことを思いだしながら実際の流れを書きましたが、私が受験した会場では集団受験っぽい姿は見かけなかったはずです(10年くらい前の話なので確実ではありませんが)

集団受験については確かなことは分かりませんが、勉強せずに受験するケースは割と多いと思われますよ。

これを書くと悪口になりそうなので具体的な言及は避けますが、漢字検定準1級の試験が終わって後ろから前に答案用紙を回す時、後ろの女の子が書いていた答えをチラッと見てビックリしましたから(準1級の中では相当に簡単な読み問題でした)

合格率は確かに低いですけど、明らかに勉強不足なのに受験を申しこんで落ちるケースも割と多いと思われますから、合格率から受けるイメージよりは易しめだと考えてくださいね。

漢検二級の問題集ってどんな感じなの?

具体的な勉強方法ですが、まずは漢字検定2級に対応した問題集を購入するところから始めてください。

大きな書店では漢字検定の問題集のコーナーがあるものですが、この問題集は大きく以下の2種類に分けられます。

漢字検定の問題集の種類
  • 実際の過去の試験を収録した過去問題集
  • 過去の試験の傾向から頻出問題をピックアップした問題集

過去問題集は日本漢字能力検定協会が発売しているもので、過去の漢字検定2級の試験内容がそのまま収録されていますよ。

それ以外の問題集はタイトルに「頻出」とか「予想」といった単語が使われているものが多く、これらは本番で出題されそうな問題をそれぞれの出版社がまとめた問題集ですね。

私が使っていたのは「頻出」ってつく方の問題集で、この1冊だけで2ヶ月ほど勉強した記憶があります。

学校の勉強に慣れていると、参考書とか教科書なしでいきなり問題集って無謀に感じられるかもしれませんが、こちらの小学生の漢字検定受験の記事でも書いたように、問題自体は小学校でやっていたものとほぼ同レベルです。

新たな公式やルールを覚える必要はなく、単純に出てくる漢字のバリエーションが豊富なだけですから、いきなり問題集からやりはじめてOKですよ。

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漢字検定2級の実際の試験では、以下のように全部で9種類の問題が出題され、配点は毎回同じですね(あくまで2018年11月現在の話ですが)

問題 配点
漢字の読み 30点
部首 10点
熟語の構成 20点
四字熟語の書き取り・意味 30点
対義語・類義語 20点
同音・同訓異義 20点
誤字訂正 10点
送り仮名 10点
書き取り 50点

満点が200点、合格ラインはおよそ160点1)合格ラインがやや下がる場合がありますが、それでも155点は必要です。ですから、8割以上とかなりの正答率が求められます。

漢字検定準2級は合格ラインが200点中およそ140点ですから、2級でだいぶラインが押しあげられていますね(このあたりも合格率に関係していると思われます)

少し話がそれましたが、頻出の問題集では「漢字の読み」とか「部首」などの実際の試験で出題されるテーマごとに問題がまとめられています。

実際の試験では漢字の読みは30問ですけど、問題集では2ページあたり40問ほど、全部で10ページ以上と大量に問題が掲載されているわけですね。

私が使っていた問題集だと、確か「漢字の読み」と「書き取り」がそれぞれ16ページずつぐらいあった気がします。

配点が高いテーマは問題集でも多く扱われていて、逆に部首や誤字訂正あたりの配点が低いところは……そこそこって感じです。

何冊も問題集を購入して勉強する方法もありですが、漢字検定2級の場合は1冊の問題集を使って、繰りかえし勉強を続けることで十分に合格を目指せますよ。

大体、どの問題集でも最後に実際の試験と同じ9問200点形式で問題が収録されているので、そちらをやれば本番の感覚もつかめてくると思います。

どうしても不安が残る場合は、過去問題集もあわせて購入して本番と同じ形式に慣れておくとより万全ですよ。

漢検二級に合格するためのコツって?

こちらの記事では、私が漢字検定2級にどうやって合格したかをくわしく書いたので、ぜひチェックしてくださいね。

具体的な勉強方法は上の記事ですでに取りあげたのですが、そちらに補足する感じでコツを説明していきましょう。

上の段落では漢字検定2級の問題と配点についてまとめましたが、そのうち解答用紙に漢字を書かない形式の問題は以下の4つですね。

漢字の書きとりが不要な漢字検定2級の問題
  • 漢字の読み
  • 部首
  • 熟語の構成<
  • 四字熟語の書き取り・意味の意味部分

これらの読みとり、選択肢から選ぶマークシート方式で稼げる点数は最大で70点で、残りの130点は漢字を書くタイプの問題です。

書きとりができるなら読みも恐らくは大丈夫だと思われますが、逆に読めるけど書けないというのは大問題なわけですね。

だからこそ、少しでも多くの漢字を書けるように勉強するのがポイントで、このあたりをもう少し掘りさげたいと思います。

書きとり系の問題をやって「間違えた」→「なるほど、こう書くのか」→「そのまま勉強を終える」ってのは、かなり危険です。

ノートなどに漢字を書いてみるのも重要ですが、加えて間違えた漢字の意味をくわしく調べるのがおすすめですよ。

同音異義語、誤字訂正はかなり苦しみやすいポイントですが、これらは熟語の意味を知ることでだいぶ楽になります。

あまりいい例が思いうかびませんでしたが、ぜひ以下の書きとり問題にチャレンジしてください(答えはすぐ下にありますよ)

カタカナを漢字に
谷崎潤一郎にケイトウする。

谷崎潤一郎は文学賞の名前にもなった大作家ですから、中継ぎや抑えのピッチャーに使う「継投」ではありません(そもそも、継投だと品詞がおかしいですしね)

答えは「傾倒」で、倒れる、もしくは何かに夢中になるって意味です。

正解の漢字は画数こそ多めですけど書きやすく、漢字検定2級でもよく見かけるのでだいぶ易しめな部類ですが、そもそも当てはめる字か思いうかばないと書きようがないんですよね。

文字を書きながら覚えるのも非常に重要ですが、それだけでなく意味もセットにして覚えるとより実力がつきますよ。

漢字との向きあい方の記事で書いたように、文字そのものの意味を意識すると鬼に金棒なのですが、ちょっと時間がかかりますし面倒な作業ですからね。

私は問題を解いて答えあわせをしてから、間違えたところとか不安が残るところは国語辞典で意味を調べていました。

紙の辞書、インターネットでチェックできる辞書のどちらでもOKですので、熟語がどんな意味なのか、どんな場面で使うのかを調べることをおすすめします。

「この文章ならこの漢字だな」みたいに、想像力を働かせることが重要なので、いざという時に閃くよう漢字の引きだしを増やした方がいいんですね。

漢字検定2級をパスしてさらに上、準1級や1級を目指す場合は間違いなく想像力が求められますので、2級の時からしっかりと語彙を増やしていきましょう。

配点は低めですが、誤字訂正は想像力が求められる問題なので、漢字を書けるかどうかはともかくとして誤字訂正ですぐに間違っているところを見わけられる場合は、今後に期待が持てると思いますよ。

勉強を始めたばかりの時は先が見えなくて不安になるものですが、こちらの記事では漢字検定2級の合格までにどれくらい時間がかかるかをくわしく書いたので、ぜひ参考にしてくださいね。

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まとめ

漢字検定2級のハードルは高めですが、1冊の問題集に集中して取りくむことで一発合格も十分に狙えますよ。

配点の多くを占めている書き問題で点数を稼ぐために、積極的に熟語の意味を調べていきたいところですね。

この記事のポイント
  • 漢字検定2級の合格率は低めだが、十分に手が届くレベルの難易度。
  • 本番で出題されそうな問題をまとめた、頻出の問題集を使って勉強するのが効果的。
  • 漢字を正しく書く記憶力に加えて、適切な漢字を思いうかべる想像力を身につけたい。

注釈   [ + ]

1. 合格ラインがやや下がる場合がありますが、それでも155点は必要です。

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