漢検のメリットとデメリット、2級や準一級の勉強で得られるものは

この記事は約 11 分で読めますよ。

各種検定の中でも定番なのが漢字検定ですが、メリットとデメリットについては気になるところですよね。
実際に漢字検定の試験を受けた経験から、メリットとデメリットについて見ていきたいと思います。



漢検のメリットとデメリットを知りたいんだけど?

色々と漢字検定の記事は書いてきましたが、メリットとデメリットの要素がある記事も中にはありましたね。
こちらの就職活動に漢字検定が役立つかの記事がまさにそれですが、今回は就職活動も含めて人生でどう役立つかという記事です。

別の記事で書きましたが、漢字検定は10級から1級まで全12の級(1~10級+準2級+準1級で12。)があり、細かいことを言うなら年齢や受ける級によってもメリットとデメリットは変わってきます。

まずはそういう年齢とか級とか関係なしのメリットですが、やっぱり漢字について詳しくなる点が挙げられますね。
当たり前じゃないかと感じるかもしれませんが、漢字を読めて書けるなら読書とか国語系の勉強では有利ですよ。

書くための力よりも読むための力の方が日常生活では重要で、漢字を読めなかったり意味が分からなかったりするとその文章で言いたいことも伝わらない可能性がありますから。
何だかんだで日本で生きていくなら漢字と接していく必要があるので、漢字アレルギーなしで過ごせるのはなかなか魅力です。

そしてデメリットですが、漢字検定はあくまで「漢字」についての検定であって「日本語に」詳しくなれると同じ意味ではありません。
私は8年ほど前に漢字検定準1級に合格しましたが、日本語が詳しいとはとても言えませんよ。

一応は社会人として10年以上も働いていたので、最低限の敬語は使えますが、やっぱり怪しいところはあります。
だから、テレビなんかで時々見かけるような「芸能人のマナーチェック」みたいなやつの敬語版があったら、高確率で間違える自信がありますね。

あと、文章がうまくなるってわけでもなくて、こうして投稿している文章も読みにくいところが……あるのかな……あるんじゃないでしょうか(自分では今ひとつ気づきにくいのですが)
漢字検定を勉強したら漢字が詳しくなる代わりに日本語の能力が落ちるとかそういうことではないので、厳密にはデメリットではありませんが、日本語の勉強(特に言葉のマナー系)をするなら日本語検定1)外国人の日本語の実力を計測する日本語能力試験とは別物です。の方がおすすめだと思います。

漢検2級のメリットって?

小学生にとって漢字検定の勉強は役立つのか、そんな記事はこちらの方ですでに書きました。

中には10歳で漢字検定1級に合格したなんて猛者も存在しますが、これはもう感服するしかありませんね。
大人でも大半が落ちる試験なのですから、1級合格は難しくても、小学生で漢字検定2級くらいなら夢物語ではありませんよ。

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そんなわけで漢字検定2級について見ていきますが、小学生を含む学生なら受験でプラスに働きます。
日本漢字能力検定協会によれば、大学と短期大学のうち58%が漢字検定による評価があるそうなので、早めに合格しておけば受験の時に役立ちますよ。

仮に漢字検定の評価がなかったとしても、漢字のテストがない受験なんてまず存在しないでしょうし、漢字を勉強すること自体は大いにプラスです。
就職活動で役立つかは最初の段落で紹介した記事をチェックしてもらうとして、すでに大学を卒業して社会に出ている場合、学生と比べるとメリットはあまりないかなって感じですね。

今や手書きで書類を作るケースは減っていますし、仮にあったとしてもスマホなりパソコンで文字を調べながら書けばいいので、実力を活かす場面はあまりないと思います。
漢字検定2級はまだ難易度は控えめではあるものの、それでも上から3番目なのでかなり難しいのは確かです。

こちらの記事で難易度については説明しましたが、最低でも2ヶ月くらいは勉強をしないと厳しいと思いますから、それだけの手間に見合ったメリットがあるかと言われると……ないかなというのが正直なところです。

それでも、文章の読み間違いを防ぐ上では間違いなく有用ですし、社会人のたしなみとして合格を目指すのはありだと思います。
デメリットは特にありませんが、そこそこの受験料2)2018年3月現在で3,500円。と勉強にかける時間がデメリットと言えばデメリットですね。

漢字検定2級の合格を目指すなら、こちらの問題集についての記事も参考にしてくださいね。

漢検準一級にもメリットはあるの?

さて、最後に漢字検定準1級ですが、こちらはメリットよりデメリットの方が多いですよ。
2級の1つ上、上から2番目の難易度の試験ですが、時代小説なんかでしかお目にかかれない文字も多いですからね。

某テレビ番組で漢字検定の合格を目指すなんて企画もありましたが、有名大学を卒業してるインテリ芸能人でも平気で落ちるのがこのレベルです。
当然ながら勉強にかかる時間も2級とは比べ物にならないですし、受験料も少し高め3)2018年3月現在で4,500円。に設定されています。

この辺りのデメリットは2級とそう変わりませんが、デメリットの割にメリットがないのがデメリットなんです。
苦労する割には特に日常生活で活かせる場面は少なく、テレビの漢字のクイズで少し有利になるくらいでしょうか。

あとは、割と難しめの漢字を使うアーティストの歌詞を理解しやすいとか……そんなところですね。
一応、漢字検定準1級を合格したら、日本漢字能力検定協会による特別な会員になれます。

「漢検生涯学習ネットワーク」というのが組織の名前ですが、漢字検定準1級か1級の合格で会員の資格が与えられるのですね(入会費とかはありません)
ちょうど私が準1級に合格した直後に新しくできた組織で、そのまま入会したので今でも定期的に会員通信が届くんですよ。

私の場合は準1級で勉強をやめてしまったのですが、さらに上を目指すなら会員が参加できるイベントに参加するなどしてモチベーションを上げるのもいいかもしれませんね。
この漢検生涯学習ネットワークに参加できる点がメリットですが、どうしても参加した方がいいものかと言われると非常に困るので、やっぱりデメリットの方が目立つ気がします。

就職活動での記事でも書きましたが、漢字検定の1級と準1級は漢字マニア向けの試験に近いので、趣味として受験するのがいいですよ。
何か見返りがあるのでは、とかそういうことを考えての受験はあまりおすすめできません。


まとめ

メリットのことを考えると、学生以外にはそこまでメリットがないかなって結論になっちゃうんですよね。
あんまりメリットについて気にするより、漢字に興味があるから受験するくらいの方が勉強が長続きしそうな気はします。

この記事のポイント
  • 漢字検定で漢字の知識は増えるが、日本語が上手くなるとイコールではない。
  • 漢字検定2級は学生なら受験で役立ち、社会人でも読み間違いをなくす上では有用。
  • 漢字検定準1級はメリットもあるが、全体的には苦労の方が勝る趣味の資格。
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注釈   [ + ]

1. 外国人の日本語の実力を計測する日本語能力試験とは別物です。
2. 2018年3月現在で3,500円。
3. 2018年3月現在で4,500円。

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