やけどの応急処置に冷えピタを使って大丈夫か、軽い痛みの対処法は

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自宅でも、不注意などでやけどを起こす危険性はあります。
応急処置をしようと辺りを見渡してみると冷えピタなどの冷却シートがある、こんな時に冷却シートを使っても大丈夫なのでしょうか。



やけどの応急処置に冷えピタを使っていいよね?

やけどに対しては冷やすのがいい、これは一般的によく知られている対処法ですけど、まずここからチェックしていきます。
夏場の日焼けもやけどの一種ですが、やけどとは熱などにより皮膚や血管が損傷して、皮膚が赤くなったり腫れたりする症状のことです。

熱などの原因が体の奥の方に到達すると壊死といった恐ろしい症状も十分にあり得るので、酷い場合は自宅での応急処置とか言っている場合じゃありませんからすぐに病院の方に駆け込んでくださいね。
こちらの記事では冷えピタでの親知らずの対処について触れましたが、冷やしすぎると回復が遅れる的なことを書きました。

それならやけどはどうなんだって話ですが、やけどの場合は応急処置として冷やすのが正解ですね。
大半は熱によるやけどでしょうけど、言い方はあれですが余熱が残った状態だとより傷が酷くなる恐れがあるので、まずは冷やしてください(カイロなどが原因の低温やけどはより内部まで進行している恐れがあるので、念のために病院で診察を受けましょう)

さて、ここまでが前振りみたいなものですが、冷やすのがOKなら冷えピタでも大丈夫なように感じられるかもしれません。
しかし、実はやけどの応急処置として冷えピタを使うのは厳禁で、絶対に使わないでください。

軽いやけどでも冷えピタはダメなの?

どうして冷えピタなどの冷却シートを使ってはいけないか、それは冷えピタの冷やす効果に問題があるからですね。
冷えピタって普通に冷やしているわけではなく、仕組み的には汗をかいた時の体温調節とか、猫ちゃんのグルーミング(毛づくろい)に近いんですね。

汗をかいたあとに体は冷えますが、あれは汗が蒸発する時に体の熱を奪っているからです(気化熱という仕組みですね)
猫ちゃんのグルーミングも、ペロペロしたところが乾燥することで体温を下げる効果があります。

グルーミングは他にも体を清潔に保つ役割もあるので例えとしてはやや問題があるかもしれませんが、冷えピタで冷えるのはこの気化熱を利用しているからです。
冷えピタなど冷却シートの中にはジェルがあり、このジェルの水分が蒸発することで触れているところをひんやりとさせています。

冷却シートは数時間は効果が出ると表記されていますけど、これはジェルの水分が完全に蒸発してなくなるまでの時間ですね。
原理はともかく冷えるならいいじゃないかと感じられるかもしれませんが、冷却シートは気化熱を利用して「ひんやりとした感覚を与えている」んです。

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こちらの東京都のデータによれば夏場の水道水の温度は23度から28度くらいですが、冷却シートを使ってもこんなには冷たくなりません。

気化熱による仕組みとか詳しく書いてきましたけど、短くまとめるなら「冷却シートはそんなに冷やす効果はない」というわけですね。
やけどは冷やさないといけないのに冷やす効果がないのですから、残念ながら冷却シートはやけどの時には使えません。

実は問題点はこれだけじゃなくて、冷やす効果がないどころかむしろ逆効果になる恐れもあります。
冷却シートをやけどを起こしたところに貼ると、患部の熱を閉じ込めてしまう場合があるんですよね。

それに、冷却シートを貼って放置すると患部とピタッとくっついて、剥がした時に皮膚ごとめくれるとかそういう可能性もあります。
「やけどを冷やすなら冷却シートでもいいだろう」と考えてしまうかもしれませんが、絶対に避けてくださいね。

やけどで軽い痛みがあるならどうすれば?

じゃあやけどしてしまった場合はどうすればいいかですが、軽度のやけどならシンプルに水で冷やすのが一番ですよ。
やけどを起こしやすいのは手だと思いますが、軽度なやけどなら普通に水道水を流しっぱなしにして患部に当てるだけでも効果があります。

ただ、患部にそこそこ水圧のある水道水を当て続けるのはあまりよくないので、やけどをしたところより少し上の方に当てるのがいいですよ。
軽度のやけどなら、その少し上から流れてくる水で冷やすだけでも数日もすればすぐに治ります。

やけどの程度は軽くても水道水を利用するのが難しい場合は、シャワーヘッドで水を流せばOKです。
ただ、顔のように水を流すわけにはいかない箇所もあるので、そういう場合は氷水を利用しましょう。

氷水をビニール袋に入れればかなり冷やす効果は強いですが、逆に強すぎて悪影響が出る恐れもあるので、氷水で冷やしたタオルを当てる方がいいですね。
できれば10分くらいは冷やした方がよくて、あとはやけどに効く薬を使ってケアしてください。

製氷機が冷蔵庫に付いていないなどの理由で氷がないなら、個人的には病院に行く方がいいと思います。
一応、近くのコンビニやドラッグストアで氷を買ってくるよう家族にお願いするのも手ですが、一人暮らしの場合はそこまで出かけるなら病院で診察してもらった方が確実な気はしますね。


まとめ

冷えピタなどの冷却シートは使いようによっては役立ちますが、やけどの応急処置には向いていないので、応急処置をするなら水道水や氷を利用してください。
重症のやけどはかなり危険なので、無理せず救急車を呼ぶことも検討した方がいいと思います。

この記事のポイント
  • 軽度のやけどは冷やすのがいいが、冷却シートはダメ。
  • 冷却シートはひんやりと感じるが、冷やす効果が強いわけではない。
  • 軽度のやけどに対しては水、氷水で応急処置をするのが基本。
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