喪中でお中元のお返しはしていいのか、お礼状の必要性やのしの注意も

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喪中の時には、あらゆることで「何をどうすればいいか」的なことで悩むものです。
夏場だとお中元が贈られてくることもありますが、これに対してどう対応すればいいかは割と悩むところですよね。



喪中にもらったお中元ってお返ししていいの?

「喪中なのにお中元を贈るなんて!」みたいに勘違いをしやすいですが、別に喪中の相手にお中元を贈ってはいけないとかそういうルールはありません。
あくまで、喪に服している側がお祝いごとは避けた方がいいとされているだけなので、喪中なのにお中元が届いても不思議ではないんですよね。

さらに言うなら、お中元を贈るのはあくまで「お世話になっていることに対するお礼」なので、そもそもお中元はお祝いごとですらありません。
あとは、こちらの初詣の記事でも触れたように、そもそも何をしてはいけないというのが忌中と混ざってる感があるんですよね。

忌中は「死が色濃く出てるから自宅から出るな」という意味合いが元々はあって、昔は隔離に近いものだったんです。
喪中も似たような意味合いと言えばそうなのですが、単純に言うなら自主規制って感じですね。

(時期は明確に決まってはいませんが)最大で1年間くらいは悲しいなら喪に服してもいいですよ、みたいな感じだったのが、今では「喪中にあれはしてはいけない、これはしてはいけない」みたいに扱われています。
忌中も神道1)しんとう、仏教以前からある日本古来の宗教。由来のものなので本当に正しいかどうかは何とも言えないのですが、基本的にはあれこれしないのは忌中期間(四十九日明けまで)だけでいいと思いますよ。

そもそも、上に書いたようにお中元は祝い事でもないので、喪中どころか忌中の「してはいけない」リストにも入っていませんから、お中元が贈られてきたらお返しをして問題ありません。
ただ、喪中期間はともかくとして、悲しみが強く残っていると思われる忌中期間にお中元が来るケースはなかなかないとは思いますが。

喪中のお中元ってお礼状が必要?

それでも、喪中でまだまだ心の整理がうまくできていないなんてこともありますし、無理にお返しをする必要はありませんよ。
お中元は来たら必ず返さないといけないみたいなイメージがあるかもしれませんが、別にそんなことはありません。

ただ、返さないといけない的な暗黙の了解が当たり前のようにあるのは事実なので、本当に何もリアクションをしなければ見切りを付けられる場合もあるんですね。
いくら日頃のお礼だからって「贈られたら返すのが当たり前でしょ」みたいな考えは、個人的には好きにはなりません。

本当に何のリアクションもしないのが問題なのは分かるのですが、お返しが当たり前みたいな見返りを要求する考えは何というか美しくはないですよね(プレゼントは返ってこない前提で贈るものだと個人的には思っているので)
ちょっと横道にそれてしまいましたが、ともかく関係を続けるなら全くのリアクションなしはまずいので、何らかのリアクションは必要です。

お礼状を出すかどうかは割と困るポイントですが、個人的にはお礼状はなくていいと思うんですよね。
私の父の場合、お中元やお歳暮でお礼状を書いているところなんか子供の頃から1度も見たことがありません。

いつも電話で「お中元の方、届きました」的なお礼を言っていたので、私もそういうものだと思っていました。
私も、実はお礼状なんか全く書いたことないのですが、今のところそれで「マナーがなってない」と文句を言われたことはありませんから。

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だから、喪中の時も基本は電話で連絡すればそれでいいとは思うのですが、その辺りのマナーに厳しい相手からお中元をもらった場合とか、お返しはできないけれども本当に感謝の気持ちを伝えたい場合はお礼状を書くといいと思いますよ。

お中元ののしは喪中だとどうするの?

喪中だけれどもお中元のお返しをしたい、そんな場合に気を付けたいのがのしの扱いですね。
今までものしについての記事はいくつか書いてきましたが、本当に厄介な存在だなと思うわけです。

お中元ののしについての記事もすでに書いているので、基本的なことはそちらをチェックしてくださいね。

さて、普通なら上の記事で書いたように対処すればいいのですが、喪中だとまた違った対応が必要です。
のし紙と言えば紅白のものを思い浮かべるかもしれませんが、この紅白がダメなんですよ。
紅白は「お祝いごとの象徴」みたいな存在なので、喪中の時に使うには適さないとされています。

最初の段落で書いたように、忌中が明けているなら別に気にしなくていいと思うのですが、自分が気にしなくても相手が「何だこいつは」って思うかもしれませんので、とりあえず紅白ののしは使わないようにした方が無難です。
水引が黒いのしもありますが、これは告別式とか法要に使うタイプなので、そもそものし紙はなしでいきましょう。

のし紙なしでどうしろという声もあると思いますが、お店に行ってお中元を選ぶなら店員さんに自分が喪中であることを告げれば対処してくれます。
その辺りを自分でやるなら、無地の奉書紙2)ほうしょし、和紙の一種です。を用意して、のし紙の時と同じ中央上に「お中元」と、そしてその下に自分の名前を書けばOKです。

無地の短冊でもよく、この場合も表書きの書き方自体は普段ののし紙と変わりはありません(のしや水引などの装飾類がないだけです)


まとめ

喪中の時にお中元が贈られてきたら困るものですが、お礼さえ言っておけば無理にお返しをする必要はありませんよ。
お返しはお店でやってもらうならのしの問題も起こりませんし、気晴らしの意味で出かけてみるのもいいですね。

この記事のポイント
  • 忌中でも喪中でも、お中元のお返しをして大丈夫。
  • お礼状は個人的には必要ないと思っており、電話でのお礼でも十分。
  • お中元をお返しするならのしは使ってはダメで、奉書紙か無地の短冊を。
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注釈   [ + ]

1. しんとう、仏教以前からある日本古来の宗教。
2. ほうしょし、和紙の一種です。

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