お盆のお供えのお菓子にのしは必要か、書き方や名前の注意点は

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お盆に実家に里帰りした時、お供え物としてお菓子を持っていくことって多いですが、のしをどうするかは悩むものですよね。
のしは各種マナー系の中でも迷いやすいポイントですが、お盆のお菓子の場合はどうすればいいかを解説します。

お盆のお供えのお菓子にのしって必要?

まずはお菓子にのしをかけていった方がいいかですが、お供え物として持っていくならのしは必要ですね。
自分の実家であろうと配偶者の実家であろうとそれは変わらないので、お菓子を持っていくならのしの方もしっかりと対処してください。

ただ、集まるのが顔見知りばっかりでだいぶ雰囲気が緩く、のしなんて必要ない的なケースがあるのは事実です。
お供えはご先祖様のためのものですから、厳密にはどんな場合でものしを付けた方がいいのですけど、自分の実家の場合は雰囲気によっては許されるかもしれません(あくまでかもしれないですよ)

逆に、どれだけ和やかな雰囲気だとしても、配偶者の実家にお邪魔する場合はのしは必要ですね。
お供え物としては線香など他の定番アイテムもありますが、お菓子はあくまでお土産であり別にお供え物を用意しているなら、のしが必要なのはお供え物だけです。

お土産にはのしを付けていく必要はないので、お菓子を用意する場合もお供え物でなければのしは不要ですよ。
そんなわけで、お菓子を「お供え物」として持っていくなら基本的にのしが必要で、これは誰が持ってきたものかを分かりやすくする目的もあります。

だから、包装の下側にのしがある内のしではなく、一目瞭然な外のしにするのが基本ですよ。

お盆のお菓子ののしの書き方って?

次の問題はのしをどう書くかで、お盆に限らずのしの悩みの大半はこの書き方に関するものですね。
ここまで「のし」と連発しておいて何ですが、厳密に言うならお供え物に「のし」は必要ありません。

その辺りはこちらのお中元の記事でも詳しく書きましたけど、のしっていうのはのし紙に印刷されているマークのことなんですよね。

とりあえず上の段落の「のし」はのし紙に置き換えてもらいたいですが、実はのし紙に置き換えるのも正確ではありません。
上の記事でも書いたようにのしはアワビのことで、祝い事の象徴みたいなシンボルなのですから、お盆には適していないんですよね。

初盆とかじゃなければお盆は和やかな雰囲気のケースも多いですけど、少なくともお祝いごとではありませんから。
その辺りのお盆の意味についてはこちらの記事でも紹介したので、ぜひチェックしてくださいね。

少し脱線した感もありますが、お盆のお供えに使うのはのし紙ではなくてのしなしの掛け紙の方ですよ。
掛け紙って本来はのしなしとかそういう意味じゃないんですけど、その辺りを説明していたら長くなるので今回はのしなしの紙のことを掛け紙って扱いでいきます。

のしなしの掛け紙にも種類がありますが、用いるのは結び切りで白黒か黄白の水引が印刷されたものですね。
こちらの初節句の記事などでも説明しましたけど、結び切りは1回きりであって欲しい物事に対して使われる水引です。

ただ、お盆ってご先祖様が帰ってくるとされている日なのに、そのご先祖様へのお供えが「1回きり」って意味合いでいいのかと個人的には思います。
もっとも、何回でも使える蝶結びの水引は紅白のお祝いごと用しかないので、現実的に選択肢はないのですが。

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基本的には水引の色は白黒なのですが、関西では黄白の方が主流で、エリアによって使い分けてください(よく分からない場合は事前に白黒で大丈夫か尋ねておきたいですね)
こののし紙選びさえ終わらせればほぼ完了したようなもので、あとは表書き(水引の上に書く言葉)として「御供」を、水引の下に名前を書けばOKです。

表書きに書かれる言葉は「御供」以外にもあり、候補としては以下の3つが挙げられますよ。

表書きに何と書くか
  • 御供
  • 御霊前
  • 御仏前

御霊前と御仏前は言葉だけだと差が分かりにくいですが、故人が仏様になったか、なっていないかの違いで使い分けられます。
基本は四十九日法要が行われるまでは御霊前、それ以降は御仏前って感じですが、浄土真宗や日蓮宗、曹洞宗などは亡くなってすぐ仏様として扱うので御霊前は使わないなどややこしいです。

だからこそ、お菓子に限らずお盆のお供えを持っていく時には宗派とかに関係なく使える「御供」がいいんですね。

お盆のお菓子ののしの名前ってどうすれば?

水引の上が終わればあとは下、名前を書けば終わりなのですが、1人で実家に向かうなら自分のフルネームでOKです。
家族と行く場合にどうするかですが、旦那さんの単独フルネームにするケースが多いですね。

これも今の時代に合っているとはとても思えないのですが、奥さんの名前を書くのは亡くなった方と縁が深かった場合くらいです。
奥さんの名前を書く場合、旦那さんの名前の左側に奥さんの名前だけを記すのが一般的ですね(苗字を書くのは旦那さんだけ)

最後に細かい注意点ですが、お葬式なら薄墨を使った方がいいってマナーもありますけど、お盆のお供え物は普通の黒い墨で大丈夫で、墨筆ペンがあると安心ですよ。
お店でお菓子を購入する場合は「のし紙」って言ってもちゃんと掛け紙を用意してくれるはずですが、手違いがないとは言い切れないので一応は気を付けたいですね。

このお供え問題以外にもお盆やお墓参りは独自のルールなどがあって悩むものですが、お盆やお墓参りについて他にも記事を書いているので、そちらが参考になるかもしれませんよ。

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まとめ

本当にご先祖様のためを思ってのマナーなのか疑問に思うところもありますが、お菓子をお供えするなら白黒や黄白の水引が印刷された掛け紙を使うといいですよ。
水引の上には「御供」と、下には自分の名前を書けばいいので、慣れればそんなに迷わなくて済みます。

この記事のポイント
  • 基本的に、お供え物のお菓子にはのしが必要。
  • 使うのはのしなし結び切りの掛け紙、水引の色は白黒か黄白、表書きは「御供」でいい。
  • 水引の下の名前はフルネーム、奥さんの名前を書くなら旦那さんの名前の左に。

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