冷房の温度の目安と湿度の設定、そして睡眠に適した環境について

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夏場に欠かせないのが冷房で、エアコンに頼り切りという人も多いですよね。
一方で、エアコンのせいで寒く感じたり体調を崩す人もおり、温度をどのくらいに設定するかは難しい問題です。



冷房の温度の目安はあるのか

環境省が推奨しているエアコンの設定温度があり、夏場は28度に設定するのがよいとされています。
日本の夏、会社ではクールビズのお知らせがすっかり恒例行事と化していて、室内を28度にするので軽装を推奨しますといった文言を目にする人は多いでしょう。

環境省が推奨しているエアコンの設定温度の28度なので、とりあえずそれにならっている会社が多いのです。
この28度の根拠は1966年発表の研究「ビルディングの環境衛生基準に関する研究」ですが、当時と今ではオフィスの環境も異なるので時代に合っていないという声もありますね。

私などは割とよく汗をかく方なので28度でも暑く感じることが多いのですが、女性は逆に寒く感じる人が多いようです。
また、風の有るなしによってもだいぶ体感温度は変わるので、28度でも風が当たる位置に席があると体調にも悪影響を及ぼす場合があります。

体内で熱を生み出すのは筋肉なので、筋肉量が多い男性は暑さを感じやすく、逆に女性は寒さを感じやすい傾向があるので、実は明確に目安を出すことなどできないのです。
オフィスの場合は1人が寒いと感じても、大勢が暑いと感じていればエアコンの設定温度を変えるのは難しく、寒いと感じるなら上着なりブランケットなりを羽織って対策するのが基本です。

意見が通るなら寒いとアピールしてもよいのですが、それが無理そうなら厚着で寒いことをアピールするくらいしか手がないのが実情だと思います。
自宅の場合も、人によって適切な温度は変わってくるので明確には示せませんが、寒がりの人の場合は少し暑いくらいでも大丈夫です。

先に書いたように風の有無でだいぶ体感温度は変わるので、ちょっと室内が暑いと感じたら扇風機を併用するのがよいでしょう。
エアコンを使うと冷たい空気は下の方、暖かい空気は上の方に溜まるので、足元だけが寒くて上半身は暑く感じるケースも珍しくはありません。

扇風機は自分に風を向けてもよいのですが、対流を起こして冷たい空気と暖かい空気を混ぜるのも効果的です。
これはサーキュレーターの代用として扇風機を使う方法で、扇風機の首は上向きにしてエアコンと向かい合わせになるような位置に置くのがよいのです。

エアコンの温度を下げる方が単純で手っ取り早いのですが、暑さを感じないようにすると足元はより冷えるので、扇風機を使う方が体には優しいですね。

冷房の温度と同じくらい重要な湿度

暑さに大きく関係しているのは温度ですが、湿度も体感温度にかなり大きな影響を及ぼします。
同じ気温であっても、湿度が50%と湿度が80%では相当に体感温度に差が生まれるので、湿度を抑える工夫も必須ですね。

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湿度が70%を超えるとかなりの蒸し暑さを感じ、湿度が75%を超えると汗が蒸発せずに体温調節にも影響が出て、熱中症に繋がる場合もあります。
暑さを感じないためにも、体調のためにも、夏場は室内の湿度を40%から60%にキープするのが重要です。

エアコンには除湿の機能がついているのですが、中でも再熱除湿を採用している機種がよいですね。
エアコンの除湿は冷房の機能と似ていて、室内の空気を冷やすとコップに氷を入れた時のように水滴が発生し、この水滴を外に排出することで除湿しているのです。

昔のエアコンで一般的だった弱冷房除湿の場合、設定温度に近づくと段々と水滴が発生しなくなり、そのせいで逆に湿度が上がることがありました。
再熱除湿のエアコンは空気を冷やして除湿したあと、その空気を暖めてから室内に戻すのが特徴です。

暖めたら温度が上がるのではないかと思われるかもしれませんが、実は再熱除湿なら温度はそのままで除湿ができるので、除湿目的では非常に効果的なんですね。
再熱除湿が搭載されているエアコンは価格は高い傾向がありますが、温度を下げるより除湿で暑さを和らげる方が健康的なので、寒く感じる人には向いています。

睡眠に適した冷房の温度

夏場の定番の悩みの1つが暑さにより睡眠に悪影響が出ることですが、まず温度の調節は欠かせません。
しかし、エアコンをつけっぱなしにすると夏風邪や夏バテの症状が出たり、ダルさを感じたりする場合があります。

安全策をとって少し暑くすると今度は寝られなくて睡眠に影響が出る場合もあり、設定が非常に難しいポイントです。
睡眠に適したエアコンの設定温度は27度から28度とされているものの、こちらも人によって違うので明確な答えはありません。

エアコンのつけっぱなしは駄目だというイメージがあるかもしれませんが、熱中症の対策としてはつけっぱなしの方が効果的です。
つけっぱなしなら必ず風が体に当たらないようにしなければいけませんから、エアコンがある部屋の隣の部屋で寝るのも手ですね。

睡眠中は体温が下がるので、冷えを防ぐために布団や毛布は欠かせませんから、布団や毛布をかけた状態で過ごしやすい温度、設定にするのがよいでしょう。


まとめ

寒がりの人にとっては冷房の扱い方は難しく、オフィスなど外出先では個人的な対策は欠かせません。それに対して、自宅では除湿機能や扇風機を使うことである程度の対処はできるので、本格的に暑くなる前に最適な設定を試行錯誤するのもよいと思います。

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