小説を初めて書くなら手順や注意点は、具体的なやり方について

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初めて小説を書いてみたいと思っている、こんな時は何から手を付ければいいか分からなくて困りますよね。
何から始めればいいのか、どんなところに気をつければいいかを経験者の視点で解説します。



小説を初めて書くなら何が必要?

私は小説を書いていた時期もあったのですが、動機は「小説家になって一発逆転」みたいなものでした。
当時は会社勤めが憂鬱だったのでそんなことをしていましたが、結局は芽は出ませんでしたね。

それでも、ライトノベルや文芸誌の公募新人賞に応募したことが有るので、お役には立てると思います。
まず小説を書くための道具ですが、最初はメモ帳のようなシンプルなソフトでも大丈夫ですよ。

公募新人賞を目指すなら印刷が必要なところも多いので、物書き向けなエディタに慣れていた方がいいですね。
まずはこの辺りの無料のエディタから始めて、小説を続けていきたいならもっと使いやすいエディタに乗り換えていくのがいいと思いますよ(機能が充実しているソフトは有料の場合が多いので)

最近だとスマホの方で書くなんてやり方もありますが、実際に書き始めるのではなくまずは大まかなストーリーを決めましょう。
そして、いきなり長編を書くのではなくて、まずは原稿用紙30枚以内の短編から始めるのがおすすめですよ(もっと短い、原稿用紙10~20枚の掌編でもOKです)

長編を避けた方がいい理由は、いきなり原稿用紙100枚以上のような膨大な量を書き切る前に挫折する可能性が高いからですね。
難しさで言うなら長編も短編も変わらない……どころか短編の方が難しいまであるのですが、それでもゴールが見えているのは大きいですよ。

いくらストーリー決めてから書き始めても、なかなか終わりが見えない状態で書き続けるのってしんどいですからね(高確率で挫折します)
発表するしないはとりあえず置いておくとして、まずは小説に嫌気が差さないように短編でストーリーを完結させる実績を重ねるのがおすすめなわけです。

小説を書く手順って、まず何をすれば?

本気で小説を書くならプロットが大事で、これはストーリーを含めた小説の設計図のようなものですね。
小説ではありませんけど、漫画家の荒木飛呂彦先生はキャラクターの身上調査書を詳しく作ることで知られています。

このプロットがダメだと完成度もあれな感じになりやすいのですが、最初は大まかなプロットだけでも十分です。
細かくやり過ぎてしんどくなった元も子もないので、主人公などの主要人物の大まかな設定、それにストーリーの終わり方を決めればOKですよ。

私はあまり関西人に見られない方なのですが、関西人風に言うなら「何やねんそのオチ?」ってならないようにするのが重要です。
純文学に関しては私では力になれませんが、エンターテイメント作品でオチで「ん?」って思われるのは問題ですからね。

短編も見切り発車でいくのではなく、最終的な物語の終わり方がどうなるかは最低限は決めておきましょう。
「勇者により世界は救われた」とか「残念、勇者の冒険はここで終わってしまった」みたいな分かりやすいストーリー的なオチとは別に、主人公がどう変化したかというところを意識するといい感じに仕上がります。

主人公はこの短編の始まりから終わりの間にどう変化したのか、その変化で何を得たのか、あるいは何を失ったのか、そういうことを意識するのはどんな物語を描く上でも重要です。
これはあくまで個人的な感想ではありますけど、物語ってのは登場人物がどう変化していくかを楽しむものですからね。

最初から主人公が強過ぎる「ワンパンマン」みたいな変化球もありますけど、それでも主人公の強さ以外の状況はだいぶ変化していますから。
大雑把でもいいのでその辺りを意識したら、あとは実際にメモ帳などのソフトに文章を書いていきます。

小説を書く上での注意点は?

文章に慣れてくるとプロットの方が大変に感じるものですが、最初は文章を書くってところがとにかくつらく感じるのではないでしょうか。
ここは実際に書いて慣れてもらうしかないのですが、一人称にするか三人称にするかで難易度は大きく変わります。

最近の流行の投稿サイト「小説家になろう」的な内容を、一人称と三人称で書いてみたので、その違いについて確認してください。

一人称の例
 目を開けると、そこは一面が白に覆われている空間だった。
 僕はどうしてこんなところにいるのか、混乱の中で頭を働かせる。
 確か、日課の動画チェックでバーチャルYoutuberのバイノーラル音声に興奮していると、急に僕の心臓が脈打った気がする。
三人称の例
 進一が目を開けると、そこは一面が白に覆われている空間だった。
 どうしてこんなところにいるのか、混乱の中で頭を働かせる。
 進一が日課にしている動画チェックでバーチャルYoutuberのバイノーラル音声に興奮していた時、急に心臓が脈打ったような気がする。

「小説家になろう」では現実世界で死亡後に異世界に転生する定番のパターンがありますが、きっかけである死因は割と酷いのが多いので、そこの苦情は受けつけておりません(偏見まみれ)
それはともかく、圧倒的に簡単なのが一人称で、三人称を書くのはかなり気を使うんですよね。

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一人称はその人物の視点で話が進むので、そこさえ気をつければかなりやりやすいですよ(だから相手の気持ちを読み取れる特殊能力でもない限り、自分以外のキャラクターの心情は断定できない)
三人称はTPSのゲームみたいに1人のキャラクターをカメラで追っているイメージで、ちょっと引いている分だけ客観的に文章を書けます。

最初は一人称がおすすめなので、とりあえず「僕」とか「私」の視点で物語を進めていくといいですよ。
あんまり「僕は~」とか主語を連発すると文章がうるさくなるのが難点ですけど、最初はそんなに気にせずにいきましょう。

一応、小説を書く時には細かいルールがあり、まずは書き出し時は行頭に1文字分スペースを空けます(書き出しがカギカッコなら適用されない)

最初にスペースを
× 人間のオーク差別に断固として反対する。ゴブリンやワーウルフ共とも連携して話を進めなければ。
○  人間のオーク差別に断固として反対する。ゴブリンやワーウルフ共とも連携して話を進めなければ。

あと、カギカッコ内の文章の最後に句点を打たないというルールもあるので、この2つは押さえてくださいね。

カギカッコ内なら最後の句点は必要ない
× 「僕は転生して異世界のカビ菌になった。」
○ 「僕は転生して異世界のカビ菌になった」

ただ、これらは面白さとは直接は関係はないので、プロを目指すのでなければそんなに気にしなくてもいいかなと思います。
書き上がった短編は「小説家になろう」みたいな投稿サイトで公開して反応を見るのも手ですけど、この「小説家になろう」は異世界転生みたいな特殊なジャンルが幅を利かせているサイトですからね。

普通の文芸誌に掲載されているような作品を書いたら何の反応もなさそうなので、ある意味ではちょっと使いづらいと思います。
それでも、気軽にアップロードできるのは何よりの魅力なので、アカウントを作って投稿してもいいですね。

ただ、本当に初めての作品はかなり荒いのが当たり前ですから、それは公開せずに次に取り掛かる方がいい気はします。
文章力は書かないと鍛えられませんから、初めての小説で何かいいなと思えるものがあったらぜひ次回作も作りましょう。

慣れてきたら長編に手を出してみるなどすれば、色々と世界も広がってくると思いますよ。
あとは、どのジャンルに挑戦するにせよ読書は欠かせないので、一般向けの小説も多く読みたいところです。

こちらの記事では読書の際の電子書籍と紙の本の比較記事を書いているので、読書の前に合わせてチェックしてくださいね。



まとめ

とにかく最初は手探り状態なのでかなり難しく感じるものですけど、慣れてくると割と手は動きますよ。
本気でプロを目指す場合も趣味の場合も、この記事を参考にして短編から作ってみるのがおすすめですので、ぜひ試してください。

この記事のポイント
  • まずは短編から始めるのがおすすめ。
  • 物語をどう終わらせるかは、事前に決めておきたい。
  • まずは三人称よりも簡単な一人称で書くのがおすすめ。
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