献血ができない人の理由は、女性が検査で引っかかりやすいのは何故

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献血は日本の医療に欠かせない存在と言っても過言ではありませんが、献血ルームに行って献血を断られると困りますよね。

足を運んだのに断られるのは納得がいかないかもしれませんが、この断られる理由について詳しく解説していきましょう。



献血ができない人って病気のせい?

献血を断られる場合、絶対に献血が不可能なケース、一時的な理由で見送られるケースの2種類に分けられます。

まずは絶対に献血が不可能なケースについてですが、特定の病気にかかったことがあるなら献血はできず、代表的なのは以下のようなものですね。

献血を断られる既往歴
  • けいれん性の疾患
  • 血友病や白血病などの血液の病気
  • ぜんそく
  • 脳卒中
  • 心臓病
  • 悪性腫瘍(がん)
  • クロイツフェルト・ヤコブ病

この中でぜんそくは割と症状が出やすい病気ですが、ぜんそくの症状が献血中に出ると危険なので献血は断られます。

上の一覧には含めませんでしたが、エイズや肝炎といった病気は検査をすり抜ける時期があるので、実際にはかかっていなくても疑いがあるだけで断られるわけですね。

また、現在の生活に何の問題がないとしても、過去に輸血であったり臓器移植を受けた経験があるなら、安全性の面から献血はできません。

これらの病気や症状を抱えていて条件を満たしている場合、医療に貢献したくても残念ながらできないのです。

献血ができない理由って他にもあるの?

次に病気以外の何らかの理由で見送られるケースですが、こちらもかなり種類が多いので、意外と引っかかりやすいんですよね。

血を抜くことで体調を崩す場合もあるので、体調不良の状態だと基本的に献血は断られます。

体調不良の症状は色々とありますが、多いのは微熱だったり睡眠不足だったりといった気合で何とかなるものがほとんどです。

しかし、熱は感染症の疑いがないとは断定できないので、平熱より1度ほど高い場合は献血を断られます。

熱の方は断られるのも仕方がないかなと思うでしょうが、睡眠不足が原因のダルさやしんどさといった主観的なものはよく分かりませんよね。

ちょっとダルい程度ならいいのか、駄目なのかは判断に困るところですが、睡眠不足が酷いと判断されれば断られるケースがあります。

この辺りは明確な基準がありませんが、体調が悪いと感じたのなら献血は避けて、体調が回復してから改めてお願いするのがいいですね。

病気にかかってはいないけれども一定期間内に予防接種を受けた、3日以内に歯石除去など出血を伴う歯科治療を受けた、半年以内にピアスの穴を開けた、こんなケースも同様に献血はNGです。

女性ならではの理由としては妊娠があり、妊娠していたり、出産から半年以内の場合も献血はできません。

献血を実際に受ける場合、受付のあとで質問に回答し、問診と血圧測定のあとで採血して検査を受けてから、ようやく本番の採血に移ります。

これまでに挙げた既往歴などが問題の場合、採血前に献血はできないことが告げられるのですが、最も引っかかりやすいのが検査ですね。

男性も検査前に血圧などの問題で断られる場合があるものの、検査で引っかかりやすいのは女性の方なんですよ。

女性は献血ができないことが多いって本当?

検査で採血されたのに献血ができないと断られると非常に悲しいですが、この検査ではヘモグロビン濃度と血小板数が測定されます。

ヘモグロビン濃度が低かったらいわゆる貧血と判断され、200mlの献血の場合はヘモグロビン濃度が12.0g/dl、400mlの献血の場合はヘモグロビン濃度が12.5g/dl未満ならまず間違いなく断られるでしょう。

実際には献血ルームによりヘモグロビン濃度の基準が少し異なる場合もあるものの、女性は男性と比べてヘモグロビン濃度が低い傾向があるので、検査の結果お断りされるケースが多いわけです。

献血で「血が薄いから駄目」といったフレーズがよく使われますが、血が薄いとはヘモグロビン濃度が基準に届いていないという意味合いですね。

少し話は変わりますが、献血といえば血液そのものを抜いてそれを手術時などの輸血に使う、そのようなイメージがあると思います。

このような献血は正確には全血献血と呼ばれていて、200mlか400mlかの2種類があるのですよ。

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実はもう1つ、成分献血と呼ばれる方法もあり、こちらならヘモグロビン濃度が足りなくても献血できるところが多いのです。

成分献血と言われてもイメージしにくいかもしれませんが、成分献血には以下の2種類があります。

成分献血の種類
  • 血小板成分献血
  • 血漿成分献血

この2種類の成分献血は、特殊な装置を使用して血小板と血漿の成分だけを採血する方法ですね。

赤血球に含まれているヘモグロビンは全血献血を受けてから元に戻るまでに時間がかかるので、200mlの全血献血なら4週間、400mlの全血献血なら男性で12週間、女性で16週間の期間を空けないといけません。

それだけ全血献血は体への負担が大きい献血なのですが、成分献血では赤血球は体内に戻すので負担が少なく、ヘモグロビン濃度が規定に満たなくても受けられる場合があるのです。

全血献血と比べると手間も時間もかかるので成分献血は予約をした方がよく、初めての場合は予約も兼ねて成分献血電話について問い合わせする方がいいですよ(インターネットからの予約は、日本赤十字社の管轄によってやり方が違うので今回はカットさせていただきます)

最後に少し話は変わりますが、夏場は毎年のように血液が不足しやすい時期なんですよね。

私も昔は全く知りませんでしたが、7月は厚生労働省、都道府県、そして日本赤十字社による「愛の血液助け合い運動」が展開されています。

そう、実は7月1日から7月31日までの1ヶ月間は献血に大きく関わりがある期間なんですね。

輸血のための血液は長期間の保存ができないので、こうして7月に大々的なキャンペーンをしています。

夏場は夏バテなどが原因で疲れを感じやすいですが、献血に興味があって体調に問題がなさそうならぜひ夏場に献血ルームまで足を運んでくださいね。

一応、献血はボランティアなのですが、こちらの記事で触れているようにお菓子やグッズなどのメリットも多くあります1)アニメなどとタイアップしているので献血に行ったところ、断られてがっくり来るなんて例も残念ながらあります。よ。


まとめ

献血はあくまでボランティアなので、自分の体調を無視してまでやる必要はありませんが、最近は特典も豪華なので献血ルームがにぎわっているんですよね。

女性は献血で引っかかりやすいのは事実ですが、成分献血の方なら大丈夫なケースも多いので、諦めずに献血ルームに行って詳しく話を聞いてみるのもいいでしょう。

この記事のポイント
  • 特定の病気にかかった経験があるなら絶対に献血はできない。
  • 体調不良や妊娠などの理由によっては、一時的に献血が断られる場合がある。
  • 血を提供する全血献血は断られやすいが、成分献血なら比較的ハードルは低い。

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注釈   [ + ]

1. アニメなどとタイアップしているので献血に行ったところ、断られてがっくり来るなんて例も残念ながらあります。

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