花粉症の症状が秋に出る場合のブタクサ対策、咳が続くならどうすれば

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秋に花粉症っぽい症状が出ていると、ブタクサが原因ではないかと連想するものですよね。
ブタクサによる花粉症の症状はどのようなものなのか、どう対策すればいいのかを詳しく解説します。



花粉症を引き起こす秋のブタクサってどんな症状が出るの?

8月(早ければ7月)くらいから10月にかけてブタクサ花粉が飛びますが、基本的には他の花粉と同じく目や鼻に症状が出るんですね。
ただ、ブタクサの花粉は他の花粉と比べてもかなり小さくて、気管支の方まで入り込むケースも珍しくはありません。

こちらでは春のスギ花粉やヒノキ花粉の症状の差について取り上げていますけど、このスギ花粉やヒノキ花粉と比べるとブタクサ花粉はこれらの半分程度の大きさしかないんですね。

だから、異物をブロックするフィルターの役割を果たしている鼻でも、完全にブロックはできません。
もっと奥の方の気管支に入り込んで咳が出てくる、もっとひどいと喘息の症状が出てくることもある恐ろしい花粉なのです。

あとは、口呼吸の機会が多いと、こちらの記事で書いたような喉の痛みが出てくることもありますね。

これはブタクサに限った話ではないのですけど、花粉による皮膚炎が起こることもあるので、秋に目の周りや首などにかゆみや赤みが出るなら、少し疑った方がいいかもしれません。
皮膚炎は男性より圧倒的に女性に起こりやすくて、メーク落としの洗い過ぎやこすり過ぎなどで皮膚のバリア機能が低下しやすいのも原因ですね。

非常に厄介な症状が出るブタクサですけど、ある意味ではスギ花粉やヒノキ花粉より対処は楽なんですよ。

秋の花粉症ではブタクサ対策をどうすればいい?

花粉症は根本的に治療するのが難しく、基本的には薬を使って症状を抑える対症療法ですね。
漢方で花粉症を治すための記事も過去に書きましたが、西洋医学と違って体質に合わせての治療になるので、個人で漢方薬を調べて何とかするのはなかなか難しいんですよね(東洋医学では体質の分類もかなり細かいですし)

ブタクサ花粉によるアレルギーが出ている場合、根本的な治療法としては皮下免疫療法がありますよ。
これは注射によりアレルギーに慣れていくための治療法ですけど、あまり普及しませんでした。

徐々に原因物質に慣れていく治療法なので時間がかかる1)数年くらいかかるケースもあります。点、定期的な通院が必要な点、通院のたびに注射をするので患者さんの負担が大きい点なんかが原因ですかね(それでも、根本的な改善を目指すなら試してみる価値はあります)
皮下免疫療法を改善した舌下免疫療法と呼ばれる方法が現在の主流ですが、これはスギ花粉とかダニアレルギーに限定されているので、ブタクサ花粉では使えません。

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これらの完治を目指すための治療については、こちらの記事で詳しく取り上げているのでぜひチェックしてください(あくまでスギ花粉が前提の記事ではありますが)

そんなわけで、ブタクサ花粉の症状に悩まされているなら薬で症状を抑えたり、あとはマスクなどで花粉が付着しないようにしてやり過ごすのが基本です。
しかし、ブタクサ花粉はスギ花粉とかヒノキ花粉と比べてちょっと劣っているところがあって、それはあんまり遠くに飛ばないという点です。

スギやヒノキの花粉って高いところから風に乗って飛んでいくので、広範囲に大ダメージを与えるんですよね。
北海道とか沖縄のようにスギやヒノキがほぼ皆無なエリアに避難するくらいしか逃れる方法はない2)ただし、北海道にはシラカバの花粉症はある。のですけど、ブタクサってかなり背が低いんです。

最大でも1メートルくらいにしかならないので、風に乗っても花粉が飛ぶ範囲って限られています。
うまく風に乗っても100メートルくらいにしか飛んでいかないのが普通なので、実はブタクサが生えているところを避ければ割と何とかなるんですよね。

ブタクサは雑草なので道端に生えていることもありますけど、危険なのは河川敷など密集して生えているやつです。
ブタクサが密集して生えているところのすぐ近くに住んでいるならちょっと厳しいですが、そうでないなら雑草が生えている場所に近づかないようにすればある程度は避けられます。

あくまである程度ではありますけど、ブタクサ花粉に悩まされているならぜひ試してくださいね。
マスクでもガードはできますけど、上の段落でも書いたようにブタクサの花粉ってかなり小さいので、目の細かいマスクでないとあまり効果は期待できません。

夏場の場合は暑さのせいでマスク着用なんてしんどいだけなので、涼しくなってからでないとマスクでの対処は難しいですね。

秋の花粉症で咳が長引くんだけど?

最初の段落で触れたようにブタクサ花粉は小さく、そのせいで体の奥の方に入りやすいのが困るところです。
喉の痛み、それに咳も代表的な症状ですが、症状が悪化すると呼吸のたびに変な音が聞こえるようになるケースもあります。

実際には病院で診察してもらわないとはっきりしたことは言えないのですが、その音は喘鳴(ぜんめい)の可能性が捨て切れません。
喘鳴の「喘」は喘息の「喘」ですから何となく関係性は想像できるかもしれませんが、喘息の患者さんによく見られる症状です(喘鳴イコール喘息とは限りませんが)

ブタクサは喘息草なんて呼ばれることもあるように、放って置いたら喘息につながる恐れがある危険な植物なんですね。
咳は風邪でも起こりますけど、ブタクサ花粉が飛んでいる時期に咳が長引くようなら、病院に行って診察してもらう方がいいですよ。

雑草の群生地に近づかなければ防ぎやすいものの、それでも絶対に安全ってわけではありませんからね(事実、スギ花粉やヒノキ花粉に次ぐくらい患者さんは多いです)

目や鼻に出る症状もかなり厄介ではありますけど、本当に脅威なのは咳の方なので、咳が続くような受診も考えてくださいね。
こちらの花粉症の記事ではアレルギー検査を受けるのはそんなにおすすめしないと書きましたけど、咳が続くようなら念のために検査するのもありですよ。



まとめ

秋の花粉症を引き起こす代表格なのがブタクサですが、放って置くとかなり危険なんですよね。
なるべく雑草には近寄らないようにする、咳がひどいなら病院で診察してもらう、これを心がけてください。

この記事のポイント
  • ブタクサの花粉は小さく、目や鼻以外に気管支にまで影響が出るケースもある。
  • ブタクサの花粉は広範囲には飛ばないので、近づかないのが重要。
  • ブタクサは喘息を引き起こすことがあるので、咳が長引くようなら注意。
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注釈   [ + ]

1. 数年くらいかかるケースもあります。
2. ただし、北海道にはシラカバの花粉症はある。

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