寒中見舞いの手紙の書き方と例、マナー的な注意点についても

この記事は約 9 分で読めますよ。

寒中見舞いの手紙を書こうとしたけど書き方が分からずに手が止まってしまう、こんなことってありますよね。

どういう風に寒中見舞いを書くのがいいのか、実例も合わせてくわしく解説していきます。



寒中見舞いの手紙の書き方って?

寒中見舞いを出すことってそんなに多くはなく、またマナーもしっかり押さえておかないといけないみたいなイメージもありますから、どうしても困ってしまうものですよね。

さて、具体的な書き方ですけど、今回は最低限は押さえておきたいポイントを中心に解説しましょう。

まずは書き出しですが、ここは「寒中見舞い申しあげます」でいいので特に悩むこともありません。

悩む必要もなく書けるこの文章が重要なポイントとはどうしても思えないのですが、他の文章より気持ち大きめに書いておくのが一般的ですね。

残りの文章は日付も含めてほぼ同じくらいの大きさでいいので、最初の挨拶だけはちょっと注意したいところです。

続いては時候の挨拶……なのですが、時候の挨拶が絶対に必要というわけではないので、私は基本的には省略します。

時候の挨拶は手紙で特に悩みやすいポイントなので、省略できるならしちゃうのがおすすめです。

ただし、目上の相手に対しては省略しない方がいいので、一応は時候の挨拶についても例文を書きました。

時候の挨拶は前半が時期を表す言葉、後半が相手のことを気づかう言葉なので、これを組み合わせればOKです。

まずは、前半の時期を表す言葉ですが、私は以下のようなフレーズを使いまわしています。

時候の挨拶の出だし
  • 初春のみぎり
  • 小寒の候
  • 時下

小寒はお正月の直後くらいに最適なフレーズなので、1月中旬以降なら初春がいいですかね。

時下は「現在」みたいな意味合いなので使いやすいのですが、こればっかり使うのはちょっとあれな感じです。

ビジネスでは時下で大丈夫ですが、プライベートなら季節の挨拶っぽいフレーズを使う方が気持ちは伝わりやすいですね。

続いては後半の相手のことを気づかう言葉ですが、こちらもある程度は定型文で対応できます。

時候の挨拶の後半
  • 謹んでお見舞い申しあげます
  • 健やかな日々をお過ごしのこととお慶び申しあげます
  • ますますご多幸のことお慶び申しあげます

とりあえず3つを紹介しましたけど、ここで無難なのは「謹んで~」で、残りの2つは贈る相手が健康であったりプライベートなどが順調であることが分かっている時に使いたいですね。

付きあいが長い親戚とか友人なら、無理に時候の挨拶を書く必要はないのでカットしちゃってOKです。

寒中見舞いの書き方の例が知りたいんだけど?

時候の挨拶を入れる場合も、入れない場合も残るはフリースペースと日付で、フリースペースは寒中見舞いを送る目的や自分の近況などを書くところですね(フリースペースなんて呼んでいるのは私だけだと思いますが)

普通なら年賀状での挨拶でも十分なわけですから、寒中見舞いを送るなら何か理由があるはずです。

喪中で年賀状を送れなかったとか、年賀状を出し忘れたとか、お歳暮の時期に間に合わなかったなどが考えられますね。

だから、どうして寒中見舞いを書いているのか、その理由については軽く触れておきたいところです。

しかし、ガッツリと理由を書く必要はなくて、それをやると単なる言い訳じみたものになっちゃいますからね。

年賀状を出し忘れた場合、こんな感じでお詫びの言葉を入れるくらいがベストだと思います。

年賀状を出し忘れた場合の文例
ご丁寧な年賀状をいただきありがとうございました。
新年のご挨拶が遅れてしまったこと、深くお詫び申しあげます。

お詫びはするけれども、どうして遅れてしまったかといった言い訳になりかねない言葉はカットしているわけです。

相手が喪中のために出せなかった場合は、こんな感じで相手を気づかう言葉を入れるのがいいですよ。

喪中の相手に送る場合の文例
服喪中のことと存じ、年始のご挨拶を遠慮させていただきました。
冬の寒さもひとしおかと存じますので、御身大切にお過ごしください。

あと、相手が喪中なら文章の中におめでたい言葉を使わないように注意する必要があります。

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お歳暮を何らかの事情で出せなくて、寒中見舞いにお返しをする場合はこんな感じの文章を使いたいですね。

お歳暮を出せなかった場合のお返しの文例
暮れにはよい品をいただき、まことにありがとうございました。
お心配りに改めて御礼を申し上げます。

このあたりの文章がない場合、相手も「この贈り物は何なのか」と戸惑いますから、お歳暮の代わりであることが分かるようにするといいですね。

上の喪中の相手に送る例では体を気づかう言葉をすでに書きましたが、これは喪中の場合でなくても絶対に入れたいところですよ。

年賀状とかお歳暮の代わりって使い方もできますが、寒中見舞いのメインの目的は「寒いですけど大丈夫ですか?」みたいな気づかいですからね。

あとは、自分の近況についてもくどくなければ書いてOKなので、しばらく会っていない相手の場合は近況も軽く触れておきたいところです。

手紙のマナーって寒中見舞いだとどうなの?

寒中見舞いにはマナー的なNG事項がいくつかあるので、そちらもしっかりと押さえておきましょう。

まずは頭語(とうご)と結語(けつご)で、頭語は手紙の最初に書く言葉、結語は手紙の最後に書く言葉です1)厳密には日付が最後に書く言葉ですが、文章内で最後という意味です。ね。

頭語は拝啓とか前略など、結語は敬具や草々などが手紙によく登場しますけど、寒中見舞いではこれらの単語は必要ありません。

最初の段落では時候の挨拶の省略について軽く触れましたけど、前略や草々は時候の挨拶を省略する時に使われる単語2)前略は時候の挨拶を略するという意味合いです。です。

しかし、これらは寒中見舞いでは必要ないので、時候の挨拶をカットするなら特に何も書かなくてもOKってわけですね。

あと、もしかしたら年賀状が余っているかもしれませんけど、年賀状を寒中見舞いに流用してはいけませんよ。

特別なはがきは必要なくて、以前に書いたこちらの喪中はがきの記事で出てきたような切手が胡蝶蘭のはがきがいいですね。

切手が印刷されていない私製はがきでも大丈夫ですが、地味……というより落ち着いたデザインのはがきを選んでください。



まとめ

文章を1から考えるならかなり大変ですけど、文例を参考にすれば寒中見舞いを書く上での負担はだいぶ減りますよ。

それでも、場面によって色々と使う文章を変えないといけないので大変ではありますが、ぜひこの記事を参考にいい感じに仕上げてくださいね。

この記事のポイント
  • 時候の挨拶は必須ではないが、書く場合はすでにあるフレーズを組み合わせるといい。
  • 寒中見舞いを送る理由、相手を気づかう言葉は欠かせない。
  • 頭語と結語はいらないなど、寒中見舞いには独自のマナーが存在する。

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注釈   [ + ]

1. 厳密には日付が最後に書く言葉ですが、文章内で最後という意味です。
2. 前略は時候の挨拶を略するという意味合いです。

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