正月に喪中なら雑煮とおせちは食べないのか、いい対処法はあるか

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お正月に食べるものとして定番中の定番なのがお雑煮ですけど、喪中の時にお雑煮を食べていいかは困るポイントです。

いかにもな「お祝い」みたいな感じはしませんけど、喪中の時に何となく引っかかるところだと思います。

何か悪いことをしているみたいと感じるとお正月でも気が晴れないものですが、実際のところはどうなのか気になりますよね。

そこで、今回の記事では以下の3つのポイントを中心に、お雑煮と喪中について取りあげますよ。

今回の記事で取りあげるポイント
  1. 喪中の時にお雑煮を食べてOKなの?
  2. お雑煮とセットのおせち料理はどうなの?
  3. お雑煮やおせち料理を食べるならどんな感じがいいの?


正月に喪中なら雑煮はどうすれば?

何もお雑煮に限ったことではないのですが、喪中は常識が合わさることでかなりややこしくなったんですよね。

まず、前提条件として喪中の時に何をしてはいけないとか、そういうルールは存在しません。

ただし、一般常識として喪中の時にはあれをしてはいけない、これをしてはいけない的に言われることがあるって感じです(この常識が正しいとは限らないのが問題なのですが)

さて、お雑煮を食べていいのか、それとも食べたらいけないのかですが、明確なルールはありませんけど個人的には喪中の時は気にしなくていいと思っています。

どうしてこの結論が出てきたのか、それは喪中や忌中が神道(しんとう)の論理だからですね。

こちらの初詣の記事でも書きましたが、日本古来の宗教である神道では死を穢れ(けがれ)として扱っています。

だからこそ、喪中の時に神道の宗教施設である神社には立ちいってはいけないみたいなルールがあるわけです。

実際に入ってはいけないのは忌中の時で、喪中の時に神社に立ちいってはいけないってのは間違いなのですけどね。

神道で色々な制限が出てくるのは忌中の方なのですけど、それが喪中とごちゃごちゃになってる感じです。

忌中が明ければあれをしたらダメ、これをしたらダメってのはなくなるので、喪中は自主規制の期間なんですね。

だからこそ、そもそも喪中だとあれをしたらダメ、これをしたらダメってのはそもそもおかしいわけです。

全国の神社を束ねる神社本庁1)神社本庁に所属していない神社もあります。のコラムでは、忌中と神事について以下のように書かれていますよ。

「服忌」については、地域に慣例がある場合、その慣例に従うのが適切です。特に慣例がない場合には、五十日祭までが「忌」の期間、一年祭(一周忌)までを「服」の期間とするのが一般的でしょう。
ですから「忌」の期間である五十日を過ぎれば、原則として神事を再開しても差し支えないと考えられます
「忌」の期間中は、神社への参拝を遠慮しますが、やむを得ない場合には、お祓いを受けるのがよいでしょう。

引用元:http://www.jinjahoncho.or.jp/2009/07/12%E3%80%80%E6%9C%8D%E5%BF%8C%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

神社本庁がこんな風に言っているのですから、喪中だから家庭でお雑煮を食べるのがダメなんて理論は……本来は通用しないはずなんですよね。

ただし、間違った一般常識として「喪中の時にお雑煮なんかダメ!」みたいな意見が主流な家庭では、無理に「それは違う!」みたいに反論する必要はないとも思っています。

こういうのって感情論になりがちなので、わざわざお正月から対立する必要はないかなって感じですね。

あと、上で自主規制と書きましたが、喪中であってもまだ悲しみが続いているようなら、無理にお雑煮を用意する必要はありませんよ。

下の段落でも書きますが、お雑煮はお祝いごとという意味合いがあるので、気分的に合わないようなら無理をしなくてOKです。

そして、喪中でなく忌中の場合は、神道を信仰していなくてもお雑煮は食べない方がいいと思います。

仏教、もしくは他の宗教を信仰しているから喪中も忌中も関係ないみたいに主張することはできますけど、お雑煮って神道の要素が強い食べ物ですからね。

お正月には鏡餅が欠かせませんけど、こちらの記事で書いたように鏡餅は神道の神様を迎えいれるためのものですし。

そんなわけで、お雑煮に入っているお餅はお祝いと神道の要素が強い食べ物ですから、そこは神道の論理に従った方がいいんじゃないかなと思います。

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喪中ならおせちと雑煮はなしでもいいの?

おせち料理とお雑煮はほぼセットのようなものですけど、おせち料理の方も困るところですよね。

もっとも、上の段落で書いたことはお雑煮だけじゃなくおせち料理にも通用するので、忌中でないならおせち料理を食べてもOKです。

おせち料理はなしみたいな雰囲気なら無理に逆らう必要もありませんし、悲しみが強い場合は避けるってのもありですね。

昔はおせち料理は作るものでしたが、最近はおせち料理を購入するものみたいな感じになってきた気がします。

忙しいとおせち料理を作るのも大変なのですが、コンビニなりスーパーなりがあるのでおせち料理をなしにしてもそう困らないんですよね。

「お正月にはお店が開いてないからおせち料理を作る」ってのはほとんどの地域で通用しなくなっていますから、喪中のように「どうしていいか困る」って場面ではおせち料理をなしにしてもいいと思いますよ。

それこそ、お正月だけど普段通りにカレーとかハンバーグとかそういうのでもいいわけですし、喪中が気になるなら普段どおりの食事で過ごすことも検討したいところです。

こちらの記事では、喪中の場合のおせち料理についてくわしく書きましたので、ぜひ合わせてチェックしてほしいとくださいね。

喪中におせちなどを食べないのも何か嫌なんだけど?

お雑煮だとお餅なしってなかなか考えられないかもしれませんが、実はお餅なしってお雑煮も割とあるんですよ。

だから、折衷案ってわけではないですけど、気になるなら少しでもお祝い感を減らして食べるってのもありです。

お餅なしならお雑煮は普通のお吸い物になりがちですけど、ボリュームを出すために麩(ふ)を入れるのはありですよ。

あのお餅ならではの感覚の代わりには……ならないとは思いますが、何となくお餅なしだと見た目にもちょっと寂しいですからね。

他には、お雑煮とおせち料理の両方に入りやすいエビを避けるとか、そういうのもいいと思います。

エビは代表的なお祝いの食材なので、喪中で悲しみが強い場合にはちょっと合わないんですよ。

祝い箸は思いっきり神道が関係している2)神道の神様である年神様が使うとされています。ので、お雑煮もおせち料理も普段から使っている箸でいただく方がいいですね。

ちょっと中途半端ではありますけど、喪中が気になるけどお雑煮やおせち料理をなくすのはどうかと感じているなら、少しお祝い的な意味合いのものをカットするのがおすすめです。



まとめ

お雑煮、そしておせち料理をどうするかは困るところですけど、忌中でなければ食べちゃってOKですよ。

ただし、状況によっては必ずしも食べるのが正解ってわけではないので、そこは注意したいところです。

この記事のポイント
  • 忌中でなければお雑煮は食べていいが、場の雰囲気などによっては無理する必要はない。
  • おせち料理もお雑煮と同じく忌中でなければOKだが、判断に困る場合はやめるのもあり。
  • お雑煮やおせち料理のおめでたいものを避けて食べる方法もある。
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注釈   [ + ]

1. 神社本庁に所属していない神社もあります。
2. 神道の神様である年神様が使うとされています。

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