初詣の祈祷でのし袋の書き方は、喪中の場合にはどう対応すれば

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神社に初詣に行き、さらに祈祷をお願いする、こんな光景ってお正月にはよく見られます。

しかし、初詣のお参りだけでも手水舎(ちょうずや)での手の清め方など色々と戸惑う場面って多いですから、祈祷も同様に戸惑ってしまうものですよね。

祈祷に限らず、のし袋の使い方って迷いやすいポイントですから、どんなのし袋を使えばいいかとかで悩まされるケースも珍しくはありません。

今回の記事では以下の3つのポイントを中心に、初詣の祈祷とのし袋についてくわしく取りあげます。

今回の記事で取りあげるポイント
  1. そもそも、のし袋は必要なの?
  2. のし袋には何て書けばいいの?
  3. 喪中でものし袋を使っていいの?


初詣の祈祷ではのし袋を用意した方がいいの?

まず、初詣とそれ以外で祈祷ののし袋の書き方などが変化するわけではないので、すでに祈祷を経験済みならスムーズに話を進められると思いますよ。

最も根本的な問題はのし袋が必要なのかどうかですが、お店で支払いをする時みたいにお札をそのまま出すのがダメってわけではありません。

実際、そういう風に手渡しする神社もあって、大きな神社ほど手渡しでOKなところが多いですね。

大きくて人気もある神社だと、それくらいしないとお客さんをさばけないのだと思います。

そういう風に指示があるならいいのですが、神社のホームページを見てもよく分からない場合は、基本的にのし袋を使うといいですよ。

理想的なのは神社に問いあわせての確認ですけど、神社も「のし袋を使ったらダメ!」とはさすがに言わないですから。

他には白の封筒にお金を入れるよう指示する神社もあるので、まず神社のホームページの方をチェックしてもらいたいと思います。

祈祷に限ったことではありませんが、のし袋を使う場合、のし袋の種類で悩まされるものですよね。

まず、のし袋は以下のような種類があって、それぞれの違いは水引の色、結び方と考えてください。

水引の種類
  • 紅白蝶結び
  • 紅白結びきり
  • 金銀蝶結び
  • 金銀結びきり
  • 黒白結びきり
  • 黄白結びきり

この中からどれを選ぶのがいいかですが、祈祷は毎年のように受けても特に問題がないものですよね。

実際には、厄年だけとかそういう縁起がよくないとされる年に受けるケースが多いとは思いますが、祈祷は毎年の恒例行事にしても大丈夫です。

こんな感じで何回やってもいいものの場合、紅白の蝶結び1)蝶結びは花結びと呼ぶ場合もあります。の水引を使うのが基本なんですよね。

葬儀や法要などで使う黒白結びきりや黄白結びきりの水引とか、結婚式のように2回以上あってはいけない場面で使う紅白の結びきりの水引は、祈祷では使ってはいけませんよ。

のし袋には細かいマナーのようなものが色々とありますけど、最も注意したいのはのし袋の種類ですから、ここさえ押さえておけばほぼ成功したも同然なんですね。

祈祷で使うのし袋の書き方は?

続いては、のし袋を使う場合に何を書くかで、水引とのしマークがある表側には表書きと名前の2つを書きます。

表書きは「御歳暮」みたいにお金や品物を贈る目的を表すものですが、祈祷の時には何て書けばいいか困りますよね。

選択肢は1つだけではなく、祈祷をお願いする場合の表書きに使える候補は以下のような感じです。

祈祷で使える表書き
  • 初穂料(御初穂料)
  • 玉串料(御玉串料)
  • 神饌料
  • 祈祷料
  • 御礼

5つほど表書きの候補をあげましたけど、この中で最もよく使われる初穂料(はつほりょう)ですね。

その年に初めて収穫されるお米が初穂で、神様への捧げ物として使われてきましたが、そこから初穂の代わりに神様へお供えするお金を初穂料と呼ぶようになりました。

「初穂」と聞くと祈祷とまるで関係なさそうな感じがしますけど、祈祷の時にも使えるフレーズなんですよ。

玉串料(たまくしりょう)も意味合いは初穂料とほぼ同じで、玉串2)神事で使われる、榊(さかき)の枝に紙垂(しで)を垂らしたもの。の代わりにお金をお供えするから玉串料ってわけです。

神饌料とか祈祷料とか御礼は……使ったらダメってわけではないですけど、初穂料や玉串料ってベストなフレーズがあるので、わざわざそちらを使う意味はそんなにないですね。

「お布施」は絶対に使ったらダメなフレーズで、布施は仏教用語ですからそもそも神社では宗教違い3)神社は神道(しんとう)の宗教施設です。です。

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そんなわけで、特に理由がない限りは初穂料をおすすめしますが、初穂料か玉串料って言葉を水引の結び目の上に書けばOKですよ。

水引の結び目の下にはフルネームを書きますが、自分が祈祷を受ける場合は自分だけ、家族で受けるなら家族全員の名前を書きます。

家族で祈祷を受ける場合のように複数の名前がある場合は最も立場が上、一般的には家長のフルネームを右に書き、その左側に家族の名前だけを書いていけばOKですよ。

表書きも名前も、ボールペンで書くのはNGなので、筆か筆ペンを使って書いていきましょう。

喪中の時期に初詣と祈祷ってOKなの?

さて、忌中とか喪中で祈祷を受けられるかってところが心配かもしれませんが、忌中の時期の初詣や祈祷は基本NGです。

こちらの初詣の記事でも書きましたが、忌中の時にはそもそも神社に立ちいってはいけない4)神道では死を穢れ(けがれ)として扱います。んですね。

逆に、忌中が明けていて喪中の状態なら、神社に入ってお参りするのも祈祷を受けるのも基本OKですよ。

神社の中には「喪中でもNG!」みたいなところももしかしたらあるかもしれませんが、喪中でもまず大丈夫です。

喪中の時にのし袋の紅白のやつを使って大丈夫なのかって気になるかもしれませんが、特に問題はありません。

こちらの記事で書いたような、喪中の相手にお歳暮を贈るなんて場合はのし袋を使わないのがマナーですけど、祈祷の場合は誰かを不快にさせる恐れはありませんからね。

どうしてもそのあたりが気になるようなら、近場でそのままお札を渡せばいいみたいな神社を探してみるのもありですよ。

喪中の時期に厄払いを受けられるか、それはこちらの記事でよりくわしく書いたので、ぜひ合わせてチェックしてほしいと思います。



まとめ

のし袋の扱いは非常に困るポイントですけど、祈祷で使うなら紅白蝶結びののし袋が必要です。

お目当ての神社でお金の渡し方がよく分からない場合、この記事を参考にのし袋を用意してくださいね。

この記事のポイント
  • 神社によって対応は違うが、お金を渡し方がよく分からない場合はのし袋を用意したい。
  • のし袋の表書きは「初穂料」か「玉串料」が基本。
  • 忌中だと神社に立ちいれないが、喪中なら祈祷は受けられるしのし袋も使ってOK。
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注釈   [ + ]

1. 蝶結びは花結びと呼ぶ場合もあります。
2. 神事で使われる、榊(さかき)の枝に紙垂(しで)を垂らしたもの。
3. 神社は神道(しんとう)の宗教施設です。
4. 神道では死を穢れ(けがれ)として扱います。

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