恵方巻きと巻き寿司の違いは、太巻きや由来、縁起については

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節分の名物と化した恵方巻き、節分が近づくとお店で本当によく見かけますよね。

全国的に広まった恵方巻きですが、見かけるたびに「これは巻き寿司じゃないの?」とか「これは海苔巻きじゃないの?」って思ってしまうかもしれません。

巻き寿司とか太巻きとか、恵方巻きに近そうな名前は色々とありますけど、それぞれのお寿司にはどういう違いがあるのか、気になるところですよね。

今回の記事では以下の3つのポイントを中心に、恵方巻きと巻き寿司、太巻きなどとの違いについてくわしく取りあげます。

今回の記事で取りあげるポイント
  1. 恵方巻きと巻き寿司ってどう違うの?
  2. 恵方巻きと太巻きの違いは?
  3. 節分に太巻きを食べるのはあり?


恵方巻きと巻き寿司の違いは?

恵方巻きはどう見ても巻いているお寿司ですから、恵方巻きは巻き寿司じゃないかって感じられますよね。

そんなわけで、まずはシャリの上にネタ(具材)を乗せる握り寿司もふくめて、お寿司の分類分けをしてみましょう。

お寿司の種類
  • 握り寿司
  • 海苔巻き(巻き寿司)

……何か「それだけ?」ってツッコミがありそうなんですけど、お寿司を大きく分けるとこの2種類だけなんですよね。

今回の記事では当然のように握り寿司は関係してきませんから、残るのは海苔巻きだけです。

関東では海苔巻き、関西では巻き寿司って呼ばれていますが、ほぼ同じものと考えてください。

海苔とシャリにネタを乗せて、それを巻きすを使って巻いて完成させたお寿司が海苔巻き、もしくは巻き寿司って呼ばれます。

厳密には、海苔巻きと巻き寿司は同じものとは限らないのですが、そこは下の段落で取りあげるので少しお待ちくださいね。

とりあえず今回の記事では海苔巻きと呼びますが、恵方巻きは複数ある海苔巻きの種類の1つってところです。

恵方巻きの由来についてはこちらの記事でくわしく書きましたが、ちょっとややこしいことに「お寿司の種類」と「行事の名前」の両方をあわせもっているんですね。

お寿司としての特徴としてはかなり太めであること、そして縁起がいいとされているネタを使っていることがあげられますよ。

弁天様とか大黒様とか、七福神の存在はよく知られていますが、この七福神にあやかる形で7種類の具材を入れています。

ただし、この7種類の具材は「これを使いなさい!」って決まっているわけじゃなくて、バラバラです。

コンビニなどで販売される恵方巻きの場合、かんぴょうやきゅうり、しいたけ煮なんかが使われていますけど、これが正解ってわけではないんですよね。

むしろ、恵方巻きの文化ができあがってから、それぞれが好き勝手に7種類を入れた結果、何が正解なのかよく分からない状態です。

……こうまとめるのはあれですけど、7種類のネタを使っていればOKって感じでもいいですよ。

サラダ巻きとか変わった恵方巻きもちらほら見られるようになりましたが、正解がない以上はあれもありなんじゃないかなと思います。

恵方巻きと太巻きに違いはあるの?

続いて、海苔巻きの分類について掘りさげていきますが、海苔巻きに注目してくわしく表にしてみましょう。

海苔巻きの種類

細巻き

  • かっぱ巻き
  • 鉄火巻き

中巻き

太巻き(巻き寿司)

  • 恵方巻き

海苔巻きは太さによって細巻き、中巻き、太巻きの3種類に分けられ、関西で巻き寿司と呼ばれているものは海苔巻きの中の太巻きのことですね。

食べやすい細巻きの中で、ネタにきゅうりを使っているのがかっぱ巻き、マグロを使っているのが鉄火巻きといった感じです。

そして、肝心の恵方巻きがどこに分類されるかですが、太巻きに分類されるお寿司ですね。

縁起がいい7種類の具材を使っている太巻き、そしてその太巻きを使って無言で、恵方を向いて食べる行事のことを恵方巻きと呼びます。

だから恵方巻きのことを太巻きと呼ぶのは間違いではないですが、太巻きが恵方巻きとは限りません。

具材の中身を問わず、中巻きより太ければ太巻きに分類されますから、恵方巻き以外の太巻きってのもありえるんですよね。

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ついでに手巻き寿司についても触れておきますが、手巻き寿司は家庭で作る海苔巻きってイメージでいいですよ。

巻きすなしで仕上げるから手巻き寿司ってのが正確なのですけど、現在は家庭でも巻きすを使うのが主流ですし、巻きすがありでもなしでも家庭で作ったものは手巻き寿司って呼びますから。

そのため、実質的には飲食店とかスーパーなどで提供されているのが海苔巻き、家庭で作られるのが手巻き寿司って感じです。

縁起のいいネタを用意して、家庭で太く仕上げたのなら恵方巻きと呼んでも大丈夫ですよ。

恵方巻きの由来と太巻きとの関係は?

恵方巻きは太巻きの一種である、ここまでをふまえた上で次に出てくる疑問は「じゃあ恵方巻き以外の太巻きを節分に食べるのはどうか」ってところです。

すでに最初の段落で紹介した恵方巻きの由来についての記事では書いていませんけど、昔から「恵方巻き」って呼ばれていたわけではないんですね。

由来については諸説あってはっきりしないのですが、大阪で恵方巻きの文化が固まってきたのは江戸時代の後期から明治時代にかけてです。

ただし、その当時は「丸かぶり寿司」とか「太巻き寿司」って呼ばれていて、昔から恵方巻きと呼ばれていたわけではありません。

当時から七福神にちなんで7つのネタを入れていたのは間違いないようですが、これは上の段落でも書いたように決まったルールがあるわけではないんです。

……もしかしたらあったのかもしれませんが、広まるにつれてそれぞれ好き勝手にアレンジしたためか、現代に伝わってはいません。

だって、七福神にちなんでの7種類のネタを入れるって話だったのに、明らかに7種類をオーバーしている恵方巻きもあるくらいですから。

まさか、こんなところに「四天王なのに5人いる」みたいな矛盾を体現している存在があったなんて……。

そんな感じで、ネタについて今ひとつはっきりしない点、当時から「太巻き寿司」と呼ばれていた点を考えると、縁起のいいネタを使っていない太巻きでもありなんじゃないかなと個人的には思います。

実際には、恵方巻きに便乗してか、かっぱ巻きなど太巻きですらない海苔巻きもお店で売りだされていますからね。

そう考えれば細巻きも中巻きもOKで、さらにはサラダ巻きなど一般的に邪道って呼ばれそうなものでもそう問題があるとは思いません。

こちらの記事では恵方巻きの代わりに使える食べ物について書きましたけど、ロールケーキを恵方巻きの代わりにしてどうかってところを取りあげているので、気になるならぜひチェックしてくださいね。



まとめ

海苔巻きの中で最も太く作るのが太巻きで、恵方巻きは縁起を重視して作られた太巻きってのが正確なところです。

その縁起にちょっとあいまいなところがあるので、どうしても恵方巻きじゃないといけないってわけではないですよ。

この記事のポイント
  • 恵方巻きは、海苔巻きの一種。
  • 海苔巻きの中で太く作るのが太巻き、その中で7種類のネタを使った縁起物が恵方巻き。
  • 元々は恵方巻きを太巻き寿司と呼んでいた時期もあり、太巻きを代わりにしてもいい。
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