ひな祭りの菱餅の飾り方は、色や順番、食べ方についても解説

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ひな祭りに欠かせない存在なのが雛人形で、コンパクトな雛人形であっても飾れば一気に部屋が華やかになるものですよね。

この雛人形と同じくらい……は言いすぎかもしれませんが、ひな祭りで存在感を見せてくれるのがカラフルな菱餅です。

雛人形をどう飾るかはなかなか悩むところですけど、菱餅をどう飾るのかもかなり迷いやすいポイントですよね。

今回の記事では以下の3つのポイントを中心に、ひな祭りでは欠かせない菱餅の飾り方や食べ方などをくわしく取りあげます。

今回の記事で取りあげるポイント
  1. 菱餅はどこにどう飾るの?
  2. 菱餅の色や順番に意味はあるの?
  3. 菱餅をどう食べればいいの?

ひな祭りの菱餅の飾り方は?

まずは本物の菱餅か、雛人形に付属しているプラスチックの菱餅のどっちを選ぶかですが、プラスチックの菱餅の方がお手軽です。

本物の菱餅はひな祭り限定みたいな食べ物なので、いざという時にどう扱えばいいか迷うんですよね。

食べられる菱餅を前提にして、定番な飾り方を紹介しますが「これが正解!」ってわけではありません。

「こう飾らないとダメ」的なルールはないので、雛人形の大きさなどにあわせて自由に飾ってもOKですよ。

定番の飾り方ですが、まずは今回の主役の菱餅、そして以下の2つのアイテムを用意してください。

菱餅を飾る時に必要なアイテム
  • 白の和紙
  • 三方(三宝)

2つのうちピンとこないのは三方(さんぽう)だと思われますが、三方はこちらの十五夜の記事でもくわしく書きました。

月見団子を乗せている台と言えば「ああ、あれ」って感じられると思いますが、あの台のことですね。

三方は神事の時に使われる台座のことで、本来は神様に供えるための神饌(しんせん)を乗せるものですよ。

月見団子だって神様へのお供え物ですし、意味合いを考えると何気に重要なアイテムなんですよね。

もっとも、どうしてそういう神事で使われてきた三方が雛人形に付属するようになったのか、明確な理由はよく分かりません。

雛人形の付属品として三方が使われはじめたのは割と最近、明治時代以降の話なのですが、その割には由来がはっきりしないんですよね。

三方の上に和紙を敷き、その上に菱餅を乗せるのが定番のやり方で、7段飾りの雛人形の場合は4段目に飾ります。

4段目は右大臣と左大臣がいる段ですが、こちらの中央部分に菱餅を乗せた三方を置く1)右大臣と左大臣の内側が掛盤膳で、掛盤膳にはさまれる形で三方を置きます。のが基本ですね。

プラスチックの菱餅の場合、最初から台座と菱餅がセットなのでそのまま4段目に飾ればOKですよ。

先に書いたように、これが絶対的に正しいルールではないので、ある程度は自由にしてもOKです。

こちらの記事ではマンションで使える雛人形の選び方についてくわしく書きましたが、7段飾りの豪華な雛人形は今は新しく購入しづらいですし、右大臣と左大臣を飾る4段目そのものがないって場合も多いと思いますから。

そういう場合は定番の飾り方のうち三方に乗せる、もしくは和紙に乗せるってところだけ意識して、場所は自由にするといいですよ。

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シンプルに置くだけでOKなのがプラスチックの菱餅の魅力ですが、雛人形の付属品のみを販売しているお店もあるので、手元にない場合はぜひチェックしてほしいと思います。

ひな祭りの菱餅の色と順番って?

菱餅を購入する場合はそのまま三方に乗せる形で飾ってOKですが、菱餅を手作りして飾るって場合もありますよね。

食べ物としてのイメージが強めですけど、フェルトや折り紙、粘土などで作られた菱餅も割と見られますから。

そんな感じで食べ物にしろ、そうでないにしろ手作りの場合は色の順番が気になるところですよね。

菱餅の色、順番には意味があって、定番のピンク色、白色、緑色の意味合いは以下のような感じです。

菱餅の色とその意味
  • ピンク色(赤色)
  • 桃の花をイメージしており、魔除けの意味合いがある。

  • 白色
  • 雪をイメージしており、子孫繁栄の意味合いがある。

  • 緑色
  • 新緑をイメージしており、厄除けの意味合いがある。

諸説あるのでこれが正しいと断言はできませんが、菱餅はそれぞれの色が個別の縁起のよさを持っているんですよね。

そして、菱餅の色をどういう順番に並べるかですが、以下の2パターンが定番の並べ方です。

菱餅の色の順番
  • 下から順番に緑色、白色、ピンク色
  • 下から順番に白色、緑色、ピンク色

どちらもピンク色が上なのは変わりませんが、これは桃の花が咲いている様子を表しているとされています。

緑色が下のパターンは雪の下で新芽が芽吹いている、白色が下のパターンは新芽が芽吹いて雪から出ている状態を表しているんですね。

こちらも正解はありませんけど、個人的には緑色、白色、ピンクの順番をまず思いうかべちゃいます。

ひな祭りの菱餅の食べ方は?

最後にお供えした菱餅をどうやって食べるかですが、菱餅は色がついているだけで基本は普通の切り餅なんですよね。

緑色の部分はヨモギが使われているので少し味と風味が異なりますけど、ピンク色と白色の部分は普通の切り餅として使えますよ。

そのまま切りわけてオーブンで焼き、しょうゆなり海苔なりを用意して食べるのが最もお手軽ですね。

市販の菱餅は、それぞれの色を切りわけやすいよう作っているので、境目に包丁を入れると楽ですよ。

一応、菱餅をちぎって食べるという昔ながらのやり方がありますが、現代ではちょっとつらいかなと思います。

角が取れる→角が立たずに生きられるみたいな意味合いがあるのですが、ちょっと試してみてちぎるのが難しそうなら包丁でOKです。

ちょっと手間はかかりますけど、ぜんざいの白玉の代わりとして使うってのもありで、甘いものはお子さんも喜んでくれると思いますよ。

お供えは神様に供えて、美味しくいただくまでがセットみたいなところがあるので、ぜひお餅をうまくアレンジしてくださいね。


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まとめ

菱餅はひな祭りの時期以外ではなかなか目にする機会がないので、意外と対処に困るものです。

自由に飾ってもOKですが、定番なのは三方と和紙をあわせるやり方なので、ぜひ試してみてくださいね。

この記事のポイント
  • 和紙を敷いた三方の上に菱餅を置き、それを雛人形の4段目に飾るのが基本。
  • 菱餅の色にはそれぞれ意味があり、ピンクが最も上、残り2色はどちらでもOK。
  • 菱餅の緑色以外は普通の切り餅と一緒で、食べる時は焼いたりぜんざいにするといい。

注釈   [ + ]

1. 右大臣と左大臣の内側が掛盤膳で、掛盤膳にはさまれる形で三方を置きます。

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