漢字検定準1級の極めて難しい試験に合格するために必要なこと

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漢字検定2級に合格して自信がついたら、より上の準1級を目指したいと考えるのは自然なことですよね。
ただ、準1級は2級とは比べられないくらいに難しく、漢字が得意であっても相当に苦労すると考えて問題ありません。

8割は正解する必要がある

「汀渚」とか「都邑」とかを特に迷うことなく読めるともかく、そうでないならまず間違いなく苦労しますよ。
ちなみに「汀渚」の読みは「ていしょ」で「都邑」の読みは「とゆう」ですが、恐ろしいことに準1級の問題の中ではボーナス問題レベルですね。

少し言い過ぎかもしれませんが、準1級の中ではかなり読みやすい部類なのは間違いなく、ふざけるなと言いたくなる漢字や読みが山ほど出てきます。
漢字検定2級と準1級では出題される問題や配点もやや異なっていて、2級が全9問なのに対して準1級は全10問で、合計が200点なのは同じです。

合格ラインも大体2級と同じく8割程度で、200点中160点を取れば相当に合格に期待が持てますが、156点から160点のラインだと回によっては不合格になるかもしれません。
ちなみに、私が準1級を初めて受験した時の結果は156点で、わずか4点届かずに不合格に終わっています。

どうしても得意分野と苦手分野が出てくるのはしょうがないので、点数を稼ぐ上で配点は重要なポイントですが、準1級だと以下のような感じですね。

  • 1問目 読み(音読みと訓読み) 配点30点
  • 2問目 表外読み(常用漢字表に載っていない読み) 配点10点
  • 3問目 熟語の読み 配点10点
  • 4問目 共通する漢字 配点10点
  • 5問目 書き取り 配点40点
  • 6問目 誤字訂正 配点10点
  • 7問目 四字熟語の書き取り 配点30点
  • 8問目 対義語・類義語 配点20点
  • 9問目 故事・ことわざ 配点が20点
  • 10問目 文章題による書き取り・読み 配点20点

後半にも少しだけ読みがありますが、主に前半に読み問題が、後半に書き問題が集中している構成ですね。

読みと比べて書き取りが簡単に感じた

漢字検定に限らず、合格ラインが設定されているような試験では確実に点数を稼げるところを大事にするのが基本です。
そして、私の感覚では最も点数を稼げるポイントは、実は5問目の書き取りなんですよね。

逆に点数を稼ぐのが難しいと感じたは1問目の読み、次いで7問目の四字熟語、3番目が4問目の共通する漢字でしょうか(配点を考えると読みと四字熟語がポイントですね)
漢字検定準2級以下については受験していないので断言はできませんが、2級ではとにかく書き問題がつらかったんですよ。

読みは初めて問題集を手にした時点でも7割から8割くらいは正解できたので、受験前日などは書き問題をひたすら反復練習していた記憶があります。
しかし、準1級では難易度が完全に逆転してしまい、読み問題がとにかくつらくて書き問題はオアシス的存在だったんですよね。

これはあくまで私の感覚なので誰にでも当てはまる限らないのですが、私が受験した2回は読み問題と書き問題には大きな差があったと思います。
準1級の出題範囲の漢字はとにかく画数が多かったり見覚えがなかったりと厄介な漢字も多いのですが、何故か書くのはできたんですよね。

イメージできないから難しい

例えば「荏苒」なんてトップクラスに意味が分からなく、読めない漢字ですが、これが書き問題で出てきたらまず間違いなく頭を抱えるはずです(何気に漢字検定1級でも出てきますから)
ちなみに「荏苒」の読みは「じんぜん」で、意味はすることがないまま無駄に時間が過ぎることですね。

厄介だった印象があるので、スリジャヤワルダナプラコッテ的な感じで完全に記憶していますが、当時は相当に覚えるのに苦労しました(そして本番では出なかった)
他にもふざけるなと言いたくなるような漢字が山盛りなわけですが、そのようなトップクラスに難しい漢字は書き問題に出なかった記憶があります。

もちろん、どれが難しいかは知識や勉強内容でかなり差があるのですが、受験した感じだと少し楽な漢字が書き問題に出るのではないかと思いますよ。
もっとも、楽といっても2級と比べれば遥かにきつく、業界を「けんいん」するくらいは普通に書けないと駄目だと思います。

ちなみに「けんいん」は答えは書きませんので、変換機能を使うなり検索エンジンで調べるなりして対応してくださいね。
分からない漢字があったらGoogleなどの検索エンジンで調べる、これは私が当時によくやっていました。

こちらの漢字検定2級の記事で書いたように、問題を解く時には実際に紙に答えを書いて反復練習するのがよく、準1級でもそれは基本的には変わりません。

あと、反復練習に加えてインターネットなんかで情報を得て、少しでもイメージを膨らますのが重要なんです。
準1級が難しいのは漢字そのものが難しいというのもありますが、単純にイメージするのが難しいのも原因ですね。

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それこそ、歴史小説や時代小説で出てくるような言葉が多数で、一般的な言葉はほとんどありません。
あとは「鴫(しぎ)」とか「荻花(てきか)」とか、動物とか植物絡みの言葉も割と厄介だった記憶があります。

だから問題集をやっても、まるでイメージできないので読みも書きもお手上げってことが多く発生すると思うので、少し抽象的ではありますが漢字に興味を持ってイメージを広げるのが必要だと思います。

あと、問題集の読み問題の時に読みだけ解答してそれで終わり、ではなくて答え合わせの時に問題の漢字を書いて覚えるのもいいですよ。
これは私がやっていた勉強法ですが、読み問題でも他の問題でも答え合わせをして終わるのではなく、間違ったところは少し怪しいところはとにかく漢字を書く練習をしました。

それこそ「荏苒」も書けるようにしていたので、必ず書きをセットにして練習したいところですね。
当時は深く意識してはいませんでしたが、今にして思えば書き取りが楽にできたのはこのやり方がよかったのかもしれません。

漢字検定準1級で厄介な誤字訂正、そして四字熟語についてはこちらの記事でも個別に解説したので、ぜひチェックしてくださいね。


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まとめ

ほぼ反則レベルの問題ばっかり出てくるのが漢字検定準1級ですが、それでも付け入る隙はありますよ。
厄介な読み問題は重点的に対策した方がいいですが、しっかりと書き取りもやっておくのがおすすめです。

この記事のポイント
  • 相当にレベルが高い問題で、160点を取らないと合格は厳しい。
  • 漢字検定2級とは違って、書き取りより読みの方が遥かに難しかった。
  • 読み問題の時も、なるべく書き取りの練習をしてレベルを上げたい。

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