漢字検定合格を目指すためには、普段からどう漢字と接すれば

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漢字検定の合格のためのテクニックとはちょっと違うのですが、漢字に対する向き合い方もかなり重要なんです。
漢字検定の2級では熟語の構成という問題があり、以前の記事でも書きましたが同じような意味の漢字を並べたもの、反対の意味の漢字が並んでいるもの、最初に否定の意味が来るもの、上の漢字が下を修飾しているもの、下の文字が上の文字の目的語となっているものの5パターンから当てはまるものを選びます。

漢字そのものの意味を知る

ちなみに、この熟語の構成は準1級では出題されないので2級さえ合格すれば勉強する必要はないのですが、実は漢字の勉強をする上では意識しておいた方がよいのです。
訓読みが分かりやすいですが、漢字はそれぞれが個別に意味を持っていて「川」や「河」なら水が流れている川という意味ですね。

漢字が持っている意味が1つだけだとは限らず、例えば準1級の出題範囲の「阿」は名字でよく見かける文字ですが、これは1文字でも色々な意味があります。
「阿る」と書いて「おもねる」と呼びますが、これは人に合わせて媚びるのような意味ですね。

女性が男性に対してする媚びるではなくて、どちらかといえば権力など力を持っている人にへこへこして取り入ろうとするみたいなイメージで使われるのではないでしょうか。
この「阿」は「おもねる」の意味だけではなくて「くま」という意味合いも持っている漢字です。

「くま」と聞くと動物の「熊」だったり目元の「クマ」を思い浮かべるかもしれませんが、この「くま」は山や川などがうねっていて入り組んでいるという意味です。
「阿」には他にも親しみを表す意味であったり、アフリカや阿波国といった地名的な意味合いもあります。

もし時間に余裕があるなら、国語辞典なり百科事典なりで熟語ではなく漢字1字を調べるのもよいでしょう。
色々と面白いことや意外なことが書いてあるので、漢字に対して興味がある人なら楽しめるはずです。

「稽古」の例で

漢字自体の意味を知って、そして熟語の構成を意識すれば、回路が繋がるように意味を理解できることがあるのです。
しかし、だからといって1文字1文字を徹底的に調べて確認するのは非常に非効率的なのも確かです。

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1文字の意味を確認すればより漢字の知識は深まるかもしれませんが、それだと漢字検定の合格からは離れていきます。
ですが、問題集の答え合わせの際に書き間違いをしたり、そもそも知らないような漢字があれば調べてみるのは有効です。

実際、私はインターネットの国語辞典で漢字そのものを調べて知識を吸収しましたので、効果はそれなりにあると思います。
「稽古」はすごく身近な言葉ですが、漢字検定では準1級で出題される範囲であり、読みだけならそう難しくはないですね。

書くのは少々難しいですが、際立って難易度が高いわけではなく準1級の範囲の中では平均的な部類に入ります。
この「稽古」の熟語の構成が、先に挙げた5つのパターンのどれに当てはまるかは非常に分かりづらいはずです。

反対の意味ではなさそう、否定ではなさそうという点は分かるかもしれませんが、それぐらいではないでしょうか。
答えは、下の文字が上の文字の目的語となっているパターンで、分解すると「古」を「稽える」という構成です。

「古」が「いにしえ」と呼ばれることがあるのは割と知られていて、つまり昔のことですね。
問題は「稽える」ですが、これは「かんがえる」と呼び、一般的に使われている「考える」とほぼ同じ意味です。

今では「稽古」は練習とほぼ同じ意味合いで、剣道や柔道といった武道で使われているようなイメージがありますが、本来は古のことを考えるという意味なのです。
剣道にせよ柔道にせよ、いきなり奇抜なことをやるのではなくて昔から受け継がれている型のようなものを学びますから、伝統に思いを馳せて自分を鍛えるのが本来の「稽古」なのだと思います。

当て字には効果が薄いものの

少し話が逸れた感はありますが、以前に記事にしたように漢字検定の準1級を目指すならイメージを膨らますのが大事です。
準1級で出題される範囲は馴染みがないので、普通に勉強してもなかなか頭に入ってきません。

そこで、できる限りでよいので漢字自体の意味や、熟語の構成なども意識してイメージを膨らませるのがよいのです。
「稽える」が読みの問題として出題されることもあるはずなので、決して無駄にはなりません。

私自身が漢字検定の1級には挑戦していないので断言はできませんが、恐らくは1級でも効果があるとは思います。
もっとも、このように漢字自体の知識を深める方法がまるで役に立たない場合も残念ながらあるのです。

準1級までは当て字の言葉はほぼ出ないのですが、1級では生き物の名前や野菜の名前などで当て字が登場します。
当て字も漢字の意味は全くの無関係ではありませんが、あまり記憶には繋がらない気がしますね。

漢字を扱うテレビ番組では国名の漢字の問題が出題されたりしますが、国名は漢字検定では除外されているので無理に覚えなくても大丈夫です。

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