おはぎは彼岸のいつにお供えする、ぼた餅との違いや由来の情報も

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秋のお彼岸に欠かせないのがお供えのおはぎですけど、これをいつお供えするかは迷いますよね。
お供えに適している日はあるのか、そもそも由来は何なのかなどおはぎについて詳しく解説しましょう。

おはぎは秋のお彼岸のいつに供えれば?

私は関西生まれですが、子供の頃は祖母がおはぎを食べさせてくれる時期をお彼岸だと認識していたフシがありますね。
さて、以前のお彼岸の記事でも触れましたがお彼岸は年に2回あり、春分の日と秋分の日を中心とした前後3日間、合計7日間がお彼岸の時期ですね。

お彼岸のちょうど中間に当たる春分の日、秋分の日はお中日(ちゅうにち)とも呼ばれていますよ。
2017年の秋のお彼岸の場合、彼岸の入り(初日)が9月20日、お中日が9月23日、彼岸明け(最終日)が9月26日です。

この1週間のどのタイミングでおはぎを用意すればいいかですが、実は厳密には決められてはいません。
よくあるのは、お中日こと秋分の日におはぎを供えて、その日のうちにお供えのおはぎを食べるパターンですね。

お彼岸と聞くとお盆のように儀礼的な意味合いがあってきっちりやらないといけない、そんなイメージがあるかもしれませんが、あくまでお彼岸は先祖に感謝をする期間なので厳密な決まりごとはないんですよ。
特に現代は昔と違ってライフスタイルもだいぶ多様化しているので、絶対にお中日にお供えする必要はありません。

そもそも、仕事の関係で帰省したくてもできないってケースもよく聞かれる状態ですからね。
ご先祖様に感謝する気持ちの方が重要なので、秋分の日に忙しいなら他の日にお供えするというのもありなんですよ。

ただ、お彼岸に親戚が集まるようなら、お中日におはぎをお供えするのが最も波風が立たないのは確かですね。

お彼岸のお供えがおはぎなのはどうして?

どうしてお彼岸におはぎを供えるかは気になるとところですけど、それ以前の問題としてお彼岸におはぎを供えると聞いて「えっ?」って疑問に感じるなんてことがあるかもしれません。
上の段落でお彼岸に明確な決まりごとはないと書きましたが、お墓参りとお仏壇や仏具の掃除、それにお供えはほぼどこでも行われています。

しかし、お供えに何を使うかは地域によっても異なるので、おはぎを使わない地域もあるんですよ。
最もメジャーなのがおはぎなのですが、別におはぎ以外の食べ物を供えるのも間違いではありません。

嫁いだところでおはぎ以外の食べ物を供えるのでビックリした、こんなケースでは風習に従うのがいいですよ。
おはぎ以外では積み団子が有名で、お盆の時のように積み団子をお供えする地域はそれなりに多くあります。

和菓子の落雁(らくがん)もよく用いられますが、こちらは色とりどりで見た目も華やかになり、お供えとして使うのにも適しているんです。
このようなケースもあるものの、おはぎがお供えとして一般的になったのにはいくつか由来があります。

説はいくつもあるのですが、有力とされているのがおはぎに使われている小豆にまつわる説ですね。
小豆色とも言われるように、小豆は明るい赤色の姿をしていますが、この赤色に魔除けの効果があると昔は信じられていました。

さらに、今でこそ砂糖は気軽に手に入りますし甘い食べ物も山のようにありますが、昔は砂糖はぜいたく品だったんですよね。
魔除けに効果があるとされていた小豆、それに高価な砂糖を使うことでご先祖様に感謝を表していたというわけです。

お彼岸にはぼた餅とおはぎのどっちを使うの?

秋のお彼岸で供えられるのはおはぎですが、春のお彼岸で供えられるのはぼた餅の方ですね。
「おはぎもぼた餅も同じように見えるんだけど」と疑問に感じるものですが、実はこの2つに違いってほとんどありません。

限りなく同じなのにも関わらず、供える時期によって呼び方は変わるという不思議なお菓子なんですね。
ぼた餅は漢字だと「牡丹餅」と書きますが、これは牡丹の季節に食べる餅という意味合いです。

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牡丹はボタン科ボタン属に分類される春のお彼岸の頃に咲く花として有名で、何と「花の王様」という異名を持っているんですよ。
おはぎは漢字で書くと「御萩」で、こちらの記事でも取り上げた秋の七草の1つである萩(はぎ)が由来ですね。

ぼた餅とおはぎはほぼ同じお菓子ですが、この2つの違いはそれぞれに使われている餡(あん)です。
小豆が収穫されるのは秋なので、秋のお彼岸では新鮮な小豆を皮ごと使い、つぶあんのおはぎができあがります。

昔は今のように小豆を長期間保存できなかったので、春の時点で小豆の皮はだいぶ硬くなっており、そのために春のお彼岸では皮を使わないこしあんでぼた餅を作ったんですよね。
また、大きさの方にも若干の違いがあって、ぼた餅は牡丹の花になぞらえて大きく丸める感じで、おはぎは萩の花になぞらえて小さく少し横長に作るのが本来の形です。

ただ、こういう違いがあったのは昔の話で、今は季節に関係なくこしあんが使えますし、おはぎもぼた餅も名前が違うだけで全く同じなんてケースもよくあります。
厳密には秋のお彼岸に供えるのはおはぎですが、先に書いたように感謝を表すのが目的なので、ぼた餅であっても問題はありませんよ(秋のお彼岸の時期に、あえてぼた餅の名前で売られているなんてことはまずあり得ないでしょうけど)

最初の段落でも軽く触れましたが、お供えしたおはぎを食べるタイミングは特に決まっていないので、スケジュールとも相談しつつおはぎが傷まないうちに食べたいところです。
甘いおはぎは食べたら太るんじゃないかと気になるかもしれませんが、こちらの記事では和菓子が太りやすい食べ物なのかを解説していますので、確認してくださいね。

他にも、秋のお彼岸について取り上げた記事があるので、合わせてチェックして欲しいと思います。


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まとめ

おはぎはお供えに使われることから何かかしこまってしまいそうな雰囲気がありますけど、お供えするタイミングなどは自由でいいですよ。
ご先祖様に感謝を表す期間、このことを意識してお彼岸を過ごしてみるのもいいかもしれませんね。

この記事のポイント
  • おはぎをお供えするタイミングは、特に決まっていない。
  • 小豆の魔除け効果、砂糖が高価なことからご先祖様への感謝としておはぎが使われた。
  • 厳密には少し違うが、おはぎとぼた餅はほぼ同じ食べ物。

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