サロンパスと他の湿布との違い、フェイタスやサロンシップとの比較も

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湿布薬は種類が色々とあって、ドラッグストアに行くと相当な数の湿布薬が見られますよね。

選択肢が豊富なのはいいことなのですが、それぞれがどういう特徴を持っているのか分かりにくいってデメリットもあります。

湿布薬の中でも知名度が高いサロンパスと、それ以外の湿布薬は何がどう違うのか気になるところですよね。

今回の記事では以下の3つのポイントを中心に、サロンパスと他の代表的な湿布薬との差についてくわしく取りあげます。

今回の記事で取りあげるポイント
  1. サロンパスと他の湿布薬って成分が違うの?
  2. サロンパスとフェイタスにはどんな違いが?
  3. サロンパスとサロンシップの違いは?

サロンパスと他の湿布薬ってどんな違いが?

サロンパスを始めとして湿布薬の種類は豊富ですが、これらはドラッグストアや薬局で手に入るOTC医薬品と、病院で処方される医療用医薬品に大きく分けられますね。

お手軽に手に入るOTC医薬品の湿布薬だけでも色々な種類がありますが、以下のラインナップはドラッグストアでよく見かけると思います。

湿布薬の名前 製薬会社
サロンパス 久光製薬
パテックス 第一三共
トクホン トクホン
バンテリン(貼るタイプ) 興和
フェイタス 久光製薬
ボルタレンテープ ノバルティス

他にもドラッグストアで手に入る湿布薬は色々とあるのですが、これらの主な違いは痛みを抑える効果がどれくらいあるかですね。

それでも、基本的な仕組みはどれも似ているので、肩こりなどに悩まされている場合はどれを購入してもそれなりに効果が期待できるわけです。

ただ、流石にそんな投げやりな結論ではブラウザバックが避けられないと思いますのでもう少しくわしく突っこむと、効果が違ってくるのは痛みどめの成分が違うからですよ。

こちらのサロンパスの記事でも書きましたが、サロンパスにはサリチル酸メチルが配合されていて、この成分により血流を改善する効果、一時的に痛みを麻痺させる効果が期待できます。

パテックスやトクホンは成分こそ少し異なりますけど、ひんやりとするところなどはサロンパスと非常によく似ていますね。

トクホンとサロンパスの違いについては、こちらの記事でくわしく書きましたので、ぜひ確認してください。

貼るタイプのバンテリンにはインドメタシンという成分が配合されていますが、こちらは非ステロイド系の鎮痛成分で、痛みを止める効果、そして即効性の両方が期待できますよ。

そのため、軽い肩こりという感じではなく、ちょっと痛みが強い場合はインドメタシンを配合した湿布薬の方を優先させたいところですね。

ただ、基本的に薬は効果が強いものほど副作用も強い傾向があり、インドメタシンは胃腸など消化器に副作用が出るんですよ。

湿布薬のような貼るタイプの薬で胃を悪くするというのはイメージができないかもしれませんが、副作用をよく見れば潰瘍についての記載があるはずです。

インドメタシンは痛みの原因であるプロスタグランジンを抑える働きが見こめるのですが、このプロスタグランジンは消化器の粘液を出す働きもあるので、粘液が減って胃炎やら胃潰瘍などの症状が出る場合があります。

普通はそこまで大きな副作用は出ず、胸焼け程度で済むのですが、過去に胃炎やら胃潰瘍やらで治療を受けたことがある場合はちょっと使いづらい湿布ですね。

サロンパスとフェイタス、処方される医療用医薬品との違いって?

テレビのコマーシャルでは割とフェルビナクってフレーズが聞かれますが、このフェルビナクもインドメタシンと同じく強い鎮痛作用が期待できる成分です。

フェイタスはフェルビナクが使われている湿布薬ですが、このフェルビナクはインドメタシンと構造もそっくりなので、消化器に対する副作用がある点も同じなんですね。

ボルタレンテープにはジクロフェナクという有効成分が含まれていて、こちらもインドメタシンやフェルビナクと同じく鎮痛効果が期待できるものの、消化器に対する強い副作用があります。

サロンパスにも副作用はありますけど、かゆみやかぶれなど全てが皮膚に関するもので、内臓など体の内部に関する副作用はありません。

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痛みが強い場合は貼るタイプのバンテリン、フェイタス、ボルタレンテープなどを、症状が軽い場合は副作用を抑える目的でサロンパスを使う、こんな風に使いわけるのがいいですよ。

あと、サロンパスの場合は普通のサロンパスが第3類医薬品、サロンパスEXが第2類医薬品に分類されていて、扱いがちょっと違うんです。

第3類医薬品よりは第2類医薬品の方が副作用が強く、実際にサロンパスEXは上の段落で取りあげたインドメタシンを配合しています。

同じサロンパスでもラインナップによって効果や副作用が違うので、本当は購入する前にこのあたりをしっかり確認する必要があるんですよね。

さて、次は医療用医薬品と市販の湿布薬との違いですが、現在ではそこまで大きな違いはないんです。

医療用医薬品として処方されるボルタレンテープと、ドラッグストアで販売されているボルタレンEXテープって、中身は全く同じなんですよ。

ボルタレンテープは処方箋なしでは手に入れられない医療用医薬品でしたが、2013年からドラッグストアでも販売が始まりました。

ロキソニンテープも同じように医療用医薬品だったのですが、2016年からは市販されているんですね。

このように、湿布薬に関しては医療用医薬品とOTC医薬品との違いはなくなってきているので、病院でもらう湿布薬の方がすごく効き目があるとは限りません。

第3類医薬品のサロンパスやトクホンと比べると医療用医薬品の方が効果は強いですが、それはサロンパスEXやフェイタスなど市販されている第2類医薬品の湿布薬でも同じですからね。

ただ、医療用医薬品が処方される時は、胃薬など副作用を抑える薬をあわせて処方してもらえる場合もあり、こういう気の配り方は病院ならではのいいところです。

こちらのロキソニンとバファリンの記事では、ロキソニンと胃腸薬のセルベールをあわせるのがいいのではないかと書きました。

セルベールとあわせるテクニックは湿布薬でも使えるので、効果が強めな湿布薬とセルベールをあわせて胃の粘膜を保護すると安心感が得られると思います(セルベールは医療用医薬品と比べると効果はやや落ちますが)

サロンパスとサロンシップの違いは?

サロンパスのラインナップには含まれていませんけど、似た名前のサロンシップってありますよね。

どちらの湿布薬も久光製薬が発売しているのですが、サロンパスとサロンシップの主な違いは伸縮性です。

肩とか背中、腰に貼る場合は伸縮性ってそこまで必要ではありませんが、肘とか膝だと普通のサロンパスではきついですよね。

何とか包みこむように貼っても隙間ができますし、さらによく動かす部位なのでどうしてもはがれやすいわけです。

肘とか膝とか形が複雑なところに関しては、サロンパスより伸縮性があるサロンシップの方が頼りになります。

サロンシップの方は有効成分がゲル状で、サロンパスと比べるとわずかに成分も異なるのですけど、ほぼ同じなのでサロンパスと同じように扱えるんですね。

ただ、サロンシップも複数のラインナップがあり、ほとんどは第3類医薬品ですが「サロンシップ インドメタシン」はインドメタシン配合の第2類医薬品です。

サロンパスとサロンパスEXのような違いがサロンシップにもあるので、買い物カゴに入れる前にチェックしてくださいね。

こちらの記事ではサロンパスの冷感タイプと温感タイプの違いについてくわしく書いたので、あわせて読んでほしいと思います。

さらに、こちらの記事ではよりくわしくサロンパスのラインナップについて書いたので、ぜひどうぞ。

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まとめ

それぞれの湿布薬に含まれる有効成分によって、痛みに対してどれだけ強いかが変わってきます。

第2類医薬品か第3類医薬品か、どんな副作用があるかなどを調べた上で、あいそうなものを選ぶといいですよ。

この記事のポイント
  • 湿布薬の有効成分の違いにより効果には差があり、中には副作用が強い薬もある。
  • 期待できる効果、それに副作用で湿布薬を使いわけたい。
  • サロンシップは伸縮性の面で優れていて、貼りやすい。


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