喪中の範囲はどこまでか、祖父や叔父はどう判断すればいいのか

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年賀状が発売されるのは11月の頭くらいなので、早い人ならその直前くらいから年賀状について計画を立てることでしょう。
困るのは誰か親戚が亡くなった時に喪中はがきを出すべきか、そうでないかの判断で迷うケースです。

喪中の範囲はどこまでかは、親等で判断することが多い

戦前まで、江戸幕府5代将軍の徳川綱吉によって作られた服忌令(ぶっきりょう)が残っており、こちらは喪に服す期間を定めた法律ですね。
しかし、戦後の1947年(昭和22年)に服忌令は廃止されていて、現在では喪中の期間は法律では決まっていません。

そのため、それぞれが喪中の期間を判断する必要があるのですが、明確な基準がないので困るわけですね。
一般的には、二親等以内の人が亡くなった場合に喪に服すケースが多く、こちらを基準にすれば大きな間違いは起こりません。

そもそも一親等とか二親等とか親等が分かりにくいのですが、これは関係の深さを大雑把に表したものですね。
数字が大きいほどに関係性は薄く、現代社会では四親等以上の人と会う機会ってあまりないと思います(いとこは四親等)

まず基準となる自分自身は何親等にも当たらないのですが、これは配偶者も同じなんですね。
妻にせよ夫にせよ、自分自身と配偶者は何親等でもなく、いわば一心同体の扱いとなります。

一親等より数が少ないという意味で自分自身と配偶者はゼロ親等と言われることもあるのですが、こちらは正式な言葉ではありません。
ただ、自分と配偶者がゼロだと考えると分かりやすい場面があるのは確かなので、ゼロ親等と考えても問題はありませんよ。

親等がややこしいのは親子関係と兄弟関係で数え方が異なる点で、親子関係は一親等です。
父、母、そして自分の子供は一親等であり、父の父である祖父は一親等と一親等を足して自分から見れば二親等、孫は子供の子供なので自分から見れば一親等と一親等を足してやはり二親等ですね。
配偶者は一心同体の扱いなので、直接的な血は繋がりがなくても、配偶者の父や母は一親等、配偶者の祖父や祖母は二親等です。

喪中の範囲に祖父は入るが、義理ならどうか

祖父や祖母が亡くなった年に喪中はがきを出すのは分かりやすいと思いますが、配偶者の祖父や祖母は迷うポイントですよね。
親等での扱いは二親等なので、二親等以内が亡くなった喪に服すという基準だと喪中になるのですが、実際には配偶者の祖父や祖母は喪中として扱わないケースもあります。

この辺りは先にも書いたように明確な基準はありませんが、最近は二親等に関しては同居しているかどうかを基準とすることが多いんですよね。
同居しているなら当然ながら喪中と考えますが、同居していないなら二親等の人は喪中ではないとも判断できます。

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妻がいる男性の立場で、亡くなった妻の祖父と同居していなかった場合にどうするか、これは投げっぱなしのようで申し訳ないのですが、妻と話し合った上で喪中として扱うかそうでないかを決めていただくしかありません。
そして親等がややこしい最大の原因は兄弟や姉妹の数え方で、こちらは二親等扱いなんですよね。

兄弟や姉妹は自分と非常に近い立場なので、一親等のような気がするかもしれませんが、実は祖父や祖母と同じ距離です。
先に親子関係と兄弟関係が難しいと書きましたが、正確に書くなら親等の数え方に兄弟関係なんてないんですよね。

親等で使われる関係性は親子関係と配偶者だけで、配偶者は一心同体の扱いですから、実際に使われるのは親子関係だけです。
兄弟や姉妹をどう数えるかですが、まず自分の親は一親等、そしてその親の子供で二親等、これが兄弟や姉妹の扱い方ですね。

兄弟関係は親等の数え方では存在しないので直接的に向かえず、まず親を経由して、その親の子供という形で数えます。
義理の兄弟や姉妹であっても数え方は同じで、義理の両親が一親等、その子供の義理の兄弟姉妹が二親等です。

喪中の範囲と叔父や兄弟姉妹の扱い

叔父や叔母がどうなるかですが、親で一親等、祖父で二親等、祖父の子供という風に数えるので、答えは三親等です。
甥や姪は自分の二親等である兄弟や姉妹の子供なので、やはり三親等と数えるわけですね。

ちなみに兄弟姉妹や叔父、叔母の配偶者はどう扱うですが、夫婦は自分以外であっても一心同体として考えるので、兄弟姉妹の配偶者は二親等、叔父や叔母の配偶者は三親等ですよ。
義理を含む兄弟姉妹が亡くなり、先に書いた同居していない二親等に当たる場合に喪中はがきを出さなくてもいいのか、これは悩むポイントです。

関係性で言えば確かに二親等なのですが、兄弟姉妹は親族の中でも特に繋がりが強い関係ですから、別居していても喪中はがきを出すケースが多いのです。
叔父、叔母になると三親等なので関係性は薄く、よほどに仲がよい場合を除けば喪中はがきを出さなくても問題ありませんよ。

この記事では何回か喪中はがきを出さなくてもよいというニュアンスを使いましたが、たとえ三親等や四親等のように遠い親戚であっても、本当につらいのなら喪に服してもいいのです。
ただ、親戚関係ならそれで問題はありませんが、仕事関係の相手に遠い親戚が亡くなったので喪中はがきを出すのはやや不自然なので、その辺りの使い分けは必須ですね。

喪中の期間は関係性によって変わり、こちらも明確には定められてはいませんが、二親等以内だとだいたいこのような感じです。

  • 配偶者と父母 12ヶ月から13ヶ月
  • 子供 3ヶ月から12ヶ月
  • 兄弟姉妹 3ヶ月から6ヶ月
  • 祖父母 3ヶ月から6ヶ月

喪中の期間と年明けが重なっているようなら、この記事を参考に喪中はがきを出すかどうかを検討してくださいね。

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まとめ

簡単な親等、そして喪中はがきを出すか出さないかについて解説しましたが、答えがない分野だけに明確な正解はありません。
だからこそ判断が難しいのですが、二親等が基準であることを知っておけば大抵の場面で対処できますよ。


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