痛風の原因は東洋医学的には何か、発作や治療についての話も

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足の指など、関節部分が激しく痛む発作でお馴染みなのが、痛風です。
食事制限をしたり、尿酸値を下げる薬で対処をするのが普通ですが、東洋医学的な治療という方法もありますね。



痛風の原因は東洋医学の「湿」と「熱」

東洋医学と西洋医学についてはこちらの記事で説明しましたが、痛風の改善には東洋医学も役立ちます。
西洋医学では体質そのものを変える指導はなかなか行われず、結果的に再発することが多いと以前の記事では書きました。

別に西洋医学を否定しているわけではなくて、発作で痛くて動けないなら痛み止めを飲んだり、痛風の原因でもある尿酸値が高いなら下げる薬を処方するのは当然です。
痛風の発作は1週間くらいで何もしなくても治まることが多いのですが、だからといって激痛で歩くのすら困難な状態で痛みが引くまで待つなんで現実的にほぼ不可能なので、薬で対処をするのは当たり前です。

ただ、問題はその後で、よく痛風は一生付き合わないといけない病気だと言われています。
痛風の発作があまりに痛いことから恐れられていますが、痛風で本当に危険なのは尿酸値が高いことですよね。

尿酸値が高いから体内に尿酸が溜まり発作が出るのですが、尿酸値が高ければ最悪の場合は腎不全など命にかかわる病気に繋がる恐れもあります。
そのため、尿酸値を下げる薬を飲み続けないといけない、これが基本的な西洋医学での治療です。

ただ、尿酸値は生活習慣で上がり下がりするものなので、発作が起こったからといって一生付き合わないといけないっていうのはやや脅しすぎかなという気もします。
西洋医学的には薬で病気をコントロールするのが普通ですが、東洋医学では痛風の原因は「湿」と「熱」の2つにあるとされているんですね。

痛風の発作の原因と過程

この辺りからちょっと(西洋医学に慣れ親しんでいると)オカルト的な話になるのですが、漢方では体調を崩す原因として六淫というものがあり、具体的には以下の6種類です。

  • 湿

使われている漢字で分かるかもしれませんが、六淫は気候に関するものですが、体を悪くする原因として扱う場合はそれぞれに「邪」の文字をつけて呼ぶので、この場合は「湿邪」ですね。
この6種類は自然に存在するものという考えで、梅雨のような湿気が酷い時期には「湿」の影響を受けます。

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さらに、食生活でも気の影響も受けるので、例え気候が快適であっても生活習慣で体質を崩す場合があるんですね。
東洋医学では冷たいものは体を冷やすとされていますが、同様に冷たいものを食べ過ぎたり飲み過ぎたりすれば「湿邪」に繋がるわけです。

この「湿邪」は六淫の中でも厄介な存在で、消化器系に悪影響が出るので食欲不振などの症状が出ます。
以前に夏バテの記事をいくつか書きましたが、東洋医学的に考えれば湿気や冷たいものの摂取による「湿邪」が原因の1つですね。

厳密にはまた違うのですが、分かりやすく「湿邪」を説明するなら体内の水分が増えた状態と考えて問題ありません。
そのため、男性なのに足にむくみの症状がよく出ているなら、痛風になりやすい体質と考えてもよいでしょう。

女性はむくみに悩まされている人は多いですけど、一方で尿酸の排出に関しては男性より遥かに優れているので、痛風の症状はあまり出ません(それでも最近は女性で痛風になる人も増えてはいます)
もう1つの原因は「熱」と書きましたが、これは上の六淫の「火」とほぼ同じ意味で、この「火邪」はほてりが代表的な症状ですね。

他にも赤ら顔であったり、イライラしやすかったり、赤い湿疹が出やすいなどがよく見られます。
よく痛風によくないと言われるのが肉類や魚類、特に内臓系のプリン体が多いものですが、これらは「火邪」に繋がりかねない食べ物ですね。

闘争心のためには肉類が必要みたいなことを聞いたことがありますが、東洋医学的にはなるほどと思えます。
この「火邪」は関節部分に留まることがあり痛風に繋がるのですが、さらに「湿邪」は「火邪」を呼び寄せる働きもあるので、ダブルの悪影響で激痛の発作が出る、こう考えられるんですよ。

元々「火邪」の傾向がある場合より「湿邪」のせいで「火邪」の症状も出る場合の方が、痛風の危険性は高いですね。

痛風の東洋医学的な治療は専門家の元で

東洋医学では、痛風はリウマチと同じような病気と扱われて(実際、症状も似ています)いますが、内臓が弱っていると言ってもいいですね。
上に書いたように消化器系、さらに六淫が過剰だと腎臓に負担をかけるので、これらも問題です。

腎臓は東洋医学では特に重要な臓器とされて(もちろん、無駄な臓器などありませんが)いて、生命の源なんですよ。
痛風が起こるのは生活習慣で腎臓や消化器系が弱っているから、そう言い換えてもよいかもしれません。

実際に、ストレスや疲れを感じた時に痛風の発作が出るケースが多く、内臓の負担が増すのは体にとってよくはありません。
漢方薬は西洋医学の薬とは違って一気に体調を整える効果はありませんが、通導散(つうどうさん)や越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)などが痛風によく使われますね。

ただ、以前の東洋医学の記事でも書いたように、漢方薬は体質に合わせて処方しないと効果が期待できないので、自分で漢方薬を購入するのではなく、専門家に相談するのがいいですよ。
東洋医学科、漢方内科の先生など東洋医学の専門家に相談して、適切な漢方薬を飲み、そして食生活など生活習慣を改める、こちらを試してみるのもよいでしょう。

どうしても普通の内科だと薬を飲めばいいと思いやすく、だからこそ医師も「このままだと合併症を引き起こすよ」などとよく言うのですね。
東洋医学科や漢方内科の先生は東洋医学だけでなく西洋医学の知識も持っているので、体質を改善するならかかりつけ医を見つけて損はありません。

痛みが出ている時は西洋医学の力を最大限に活用して、落ち着いてから東洋医学を使ってみてください。


まとめ

痛風の発作に対処するには西洋医学が役立ちますが、その後の体質改善には東洋医学が役立ちますよ。
必ずしも薬なしで過ごせるとはもちろん断定できませんが、試してみて損はありません。

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